ニュース
県内のニュース
開通時期白紙の中部縦貫道「大野油坂道路」トラブルあった橋の対策工事に着手へ 開通時期は2024年度中に発表予定【福井】
工事上の問題で全線開通の時期が白紙となっていた中部縦貫自動車道「大野油坂道路」について、国交省の近畿地方整備局は28日、今後の工事の進め方について対策を説明しました。全線開通時期は2024年度中に発表するとしています。
中部縦貫自動車道「大野油坂道路」の未開通区間は、九頭竜インターから油坂出入口までの15.5キロメートルです。
この区間では、これまでにトンネルや橋の工事で複数の問題が発生していました。特に、九頭竜湖にかける「新子馬巣谷橋(しんすばすだにばし)」の工事では2024年5月、橋脚が沈まないことや地盤の強度が足りないことなどの問題が発生し、これまでの工法を見直す必要が出てきました。
これにより、2026年春としていた「大野油坂道路」の全線開通時期は白紙となりました。
28日の会議では、近畿地方整備局が地盤の動きを抑えるための今後の対策を説明しました。対策は▼直径1.2メートル、長さ46メートルの管を地中に30本打つこと▼地質調査の結果、地盤の変更が必要となった場所では、当初より2.5メートル深い新たな地盤に杭を打つこととしています。
近畿地方整備局は今後、速やかにこれらの対策工事に着手し、2024年度内を目処に開通時期を発表するとしています。
一緒に読まれている記事
-
湖から眺める絶景 九頭竜湖のボートで紅葉狩り 見頃は今週末まで、まもなく冬の静けさへ 福井
-
土砂崩れ発生から3カ月 国道158号の通行止めで釣り客“激減”の九頭竜湖 「1日も早く、う回路を」地元漁協の“一日千秋の思い”【福井】
-
新緑の季節限定“ブナの峰走り”を体感 標高1010メートル「鷲鞍岳」トレッキング 残雪まとう白山や荒島岳も展望【福井】
-
国道158号の土砂崩れ GW前に九頭竜湖までの通行止め解除へ 中京圏の釣り客減で地元漁協が要請 本復旧は“年単位”【福井】
-
開通は3年遅れの「2029年春」に 中部縦貫道の大野油坂道路 対策工事の着手が国道158号の「通行止め」で遅れる【福井】
-
中部縦貫自動車道「大野油坂道路」 2026年の全線開通が遅れる見通し 事業費が増額の可能性も【福井】
- 広告


