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原子力規制委が大飯原発の使用済み核燃料「乾式貯蔵施設」設置場所を調査 関電が美浜、大飯、高浜原発に2030年頃までに設置計画【福井】
2025.02.03 18:45
関西電力は、大飯原発の敷地内に原発の使用済み核燃料を一時保管する「乾式貯蔵施設」の整備を目指して、現在、国の原子力規制委員会に設置計画を申請しています。3日は規制委員会のメンバーが初めて現地調査を行いました。
関西電力は使用済み核燃料を一時保管する「乾式貯蔵施設」を美浜、大飯、高浜の
それぞれの発電所に整備する方針で、国に申請しています。
大飯原発の敷地内では2カ所にこの施設を整備する計画で、3日は国の原子力規制委員会の山岡耕春委員ら8人が設置場所を視察しました。
このうち報道陣に公開されたのは4号機の西側、海抜88メートルの場所です。山岡委員らは近くにある斜面が崩れないかどうかなど、安定性の評価の適切さを重点的に確認したということです。
調査後、山岡委員は「取り付け道路の状況など、現場に来ることで詳しく知ることができたし資料の指摘もできた」と話しました。
「乾式貯蔵施設」について関西電力は、手続きが順調に進めば高浜が2030年頃までにすべての原発での設置完了を目指すとしています。
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