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スギ花粉の飛散 寒波の影響で飛び始め遅れるも…早めの対策を 親からの遺伝で若年層での発症が増加【福井】
例年、2月中旬から飛び始め、3月に飛散ピークを迎える「スギ花粉」。日本耳鼻咽喉科・免疫アレルギー学会が実施した疫学調査で、花粉症の有病率が全国12位に入っている福井県。今シーズンの県内の花粉の傾向について、福井大学病院・耳鼻咽喉科の坂下雅文医師に聞きました。
坂下医師は「今年の県内の花粉の総量は少ないといわれているが、飛び始めたら毎年同じように症状が出るので、毎年のように対策が必要。いまは雪が積もってるので飛び始めは遅れる」と話します。
夏の猛暑によりスギ花粉の花芽の生育は進んでいるものの、2月の全国的な寒波の影響で花粉の飛び始めは例年より遅れると坂下医師は話します。
しかし、飛散が始まれば例年と変わらない対策が必要とのことで効果的な対策についても聞きました。
坂下医師:
「薬を飲む、貼る。スプレーをする。あとは目薬をするたことで毎日の辛い症状をぐっと抑えるということができる。もう1つの治療の柱としては、アレルギー体質を改善する根本的な治療。原因になる物質をわざと舐めたり、注射したりする方法。舐める舌下免疫療法が主流」
新たに花粉症を発症するのは5歳から20歳ごろまでが多く、特に若年層が多いといいます。「花粉症は子供たちにとても増えている。私たち親世代は、花粉症率が既に高いので、子供に遺伝することでアレルギーの確率はもっと高くなる」と話します
いま発症していない人が、日頃から取り入れられる対策については「飲んだり食べたりして治療効果が出るというものはない。体質をいい方向に向かせる効果が期待できるのが発酵食品。人間の体全体の中で7、8割の免疫に関係する細胞はお腹にいる。お腹の腸内フローラを整えておくことは、鼻にも効果がある」
いま症状が出ていない人も、今後、急に花粉症を発症する可能性があります。花粉症を発症している人もしていない人も、飛散ピーク時は日常的にマスクを着用し予防対策することが効果的です。
<スギ花粉症・有病率ランキング>
2020年に日本耳鼻咽喉科・免疫アレルギー学会が実施した疫学調査で、福井は12位と全国でも上位に入る。
(参考)1位山梨:65%、12位福井:43.9%、47位北海道:5.6%
<最新の治療薬>
▼市販薬 飲み薬:第二世代の抗ヒスタミン薬、眠くなりにくく効果も高い
▼処方薬 塗り薬:1日1回目の周りに塗布する世界初のアレルギー性結膜炎治療剤
※アレルギー性結膜炎の治療薬は、これまで1日に数回、点眼が必要だったが、この薬は1日1回 眼瞼(まぶた)の上下に塗ることで成分が浸透し効果がでる。
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