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落石と衝突、脱線事故から8日 えちぜん鉄道の復旧作業が本格化 運転再開は早くとも12日以降 【福井】
3月2日に発生したえちぜん鉄道・勝山永平寺線の電車が落石に衝突し、脱線した事故から8日が経ち、ようやく本格的な復旧作業が開始されました。全線での運転再開は、早くても12日以降ということです。
福山千奈アナウンサー:
「事故発生から8日が立ちました。現場ではクレーンで電車をレールに戻す作業が行われています」
事故があったのは、勝山市にあるえちぜん鉄道・勝山永平寺線の比島駅付近です。3月2日の朝、勝山発福井方面行きの2両編成の電車が、線路横にあった高さ約1.7メートル、幅・最大2.7メートルの落石に衝突しました。先頭車両の窓ガラスにはひびが入り、電車は脱線。乗客2人にけがはなく、運転手1人は膝を打つ軽いけがをしました。
事故発生からこれまでの間に、えちぜん鉄道はクレーンの手配や作業スペースの確保を行い、勝山市が落石を砕く作業などを進めてきました。復旧作業開始までの段取りが整ったことから、えちぜん鉄道は10日から本格的に作業を始めました。
脱線した車両をクレーンで吊り上げて線路に戻し、車輪が正常に動くかをチェックした後、別の2両編成の電車で引っ張り勝山駅へ運びました。
えちぜん鉄道の佐々木大二郎取締役は「運行が止まりご迷惑おかけしている。きょうから本格的な復旧作業に入り、今後は線路状況の確認をしてなるべく早く運行再開に向けて安全確保に努める」と話しています。
このあと線路の破損具合などの点検が終わり次第、脱線した車両を勝山駅から福井の車両基地に戻す予定です。
えちぜん鉄道は今後、線路の枕木の補修を進めて試運転を行い、安全な運行が確認でき次第、運転を再開する予定ですが再開時期は早くても12日以降になるということです。
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