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福井市の小寺副市長を地方公務員法違反の罪で略式起訴 「認識が甘かったと反省」辞職の意向示す
福井市が公募した介護サービス事業者の情報を元市職員に漏らしたとして、福井区検は26日、地方公務員法違反で福井市の小寺正樹副市長を略式起訴しました。これを受け、小寺副市長は辞職する意向を示しました。
検察などによりますと、2022年6月下旬、当時福井市の福祉部長だった小寺副市長は、市の公募に申し込んだ介護サービス事業者の情報を、元市職員で社会福祉法人の男性職員に漏らした疑いです。
小寺副市長は2024年10月に書類送検され、26日、地方公務員法違反の罪で略式起訴されました。これを受け小寺副市長は「認識が甘かったと反省している」とし辞職する意向を示しました。
また、情報提供を求めたとして元市職員である社会福祉法人の男も地方公務員法違反の罪で略式起訴されました。
さらに、2023年12月の福井市長選挙を巡り、西行茂市長の個人演説会に市職員を動員したとして、公職選挙法違反の罪で元市企業局の企業管理者・前田和宏容疑者と、介護サービス事業者の情報漏洩に関わった元市職員の男も、26日に略式起訴されました。
この元職員は、介護サービス事業者の情報漏洩に関わったとして略式起訴された男と
同じ人物です。
福井簡裁は、今後、略式命令を出す見通しです。
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