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2回目の備蓄米放出へ JA福井県は県産米2000トンに入札 落札結果は27日 価格安定つながるか注目
コメの流通の円滑化を目指し、政府が実施する2回目の備蓄米放出に向け、26日から入札が始まりました。初回の入札で落札されずに残った分を含む7万トンが対象です。県内ではJA福井県が、対象の35品種のうちハナエチゼンやコシヒカリなど県産米4品種に入札しました。
高騰するコメの価格抑制につなげることを目的に放出される備蓄米。26日から始まった2回目の入札では7万トン、全35品種が対象で、このうち県産米は2023年産のハナエチゼン、コシヒカリ、あきさかり、イクヒカリの4品種が含まれています。
JA福井県は2回目の入札にも参加。26日午前10時の締め切りまでに県産米4品種、約2000トンに入札しました。入札金額は2023年産の市場の相場を参考にしたとしています。落札できたかどうかは27日の午前中に分かるということです。
今回、落札できた場合は、要望があった弁当や飲食店など業務用米を扱う県外の卸会社へ出荷が予定されています。
ところで、JA福井県が1回目の入札で落札した2240トンの県産米は、4月上旬には県内外の卸会社のもとに届き、県内の店頭に並ぶのは4月中旬のになる予定です。
JA福井県は、店頭に並ぶ商品に「備蓄米」と表記するかどうかについては、各卸会社の判断に委ねるとしていますが、県内の卸会社に取材したところ、「備蓄米」の表記はせず既に売り場に出ているコメと同様、通常使用しているパッケージで販売を予定しているということです。
県内のスーパーは「パッケージが同じであれば売られている他のコメと区別することなく一緒に並べて売るしかない」と話していました。ただ、卸会社から仕入れ値など具体的な話が来ているわけではないので、店頭価格がどうなるかは不透明だということです。
流通の円滑化を目的に放出される備蓄米ですが、流通が本格化する4月に、果たして店頭価格がどうなるのか注目です。
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