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杉原千畝の妻・幸子さんの母校 香川県の高校生が「人道の港敦賀ムゼウム」を訪問 敦賀高生と交流し“人道の歴史”学ぶ【福井】
2025.03.28 11:55
香川県の高校生が27日、敦賀市にある資料館「人道の港敦賀ムゼウム」を訪れ、敦賀高校の生徒の案内で人道の歴史を学びました。
「人道の港敦賀ムゼウム」は、1940年代に外交官・杉原千畝の“命のビザ”でナチスドイツの迫害から逃れ、敦賀港に辿り着いたユダヤ難民のエピソードなど、人道にまつわる歴史を展示しています。
訪れたのは香川県立高松高校の生徒です。この高校は杉原千畝の妻・幸子さんの母校で、千畝ゆかりの地を巡り人道の歴史について学んでいます。
敦賀高校の生徒がガイドを務め「1920年代のポーランド孤児についてご存じない方も多いと思います」などと話しながらユダヤ難民だけでなく、1920年代に敦賀港から上陸したポーランド孤児の歴史や、大陸との玄関口として栄えた敦賀の役割についても紹介。両校の生徒は意見を交換しながら学びを深めていました。
高松高校の生徒は「すごく分かりやすかった。下調べを緻密にしていると実感した。今回、敦賀高校創生部のみなさんと交流することができて外部に発信する方法はたくさんあると学ばせてもらい、僕たちも実際にやっていきたいと思った」と話し、大きな刺激を受けていたようでした。
見学後は、敦賀高校生の案内で市内を観光しながら親睦を深めていました。一行は神戸なども訪れ、ユダヤ難民の足跡をたどる予定です。
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