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鉄道のまち今庄に「D51ぽっぽ広場」24日オープン 旧北陸トンネルを模した遊具も 「みんなに来てほしい」町民らが芝張り
南越前町の今庄は、かつて北陸路の峠越えの宿場町として栄え、今も蒸気機関車が展示されるなど、その歴史が残されています。
鉄道の町として知られる今庄で2日、新たな公園の完成に向けた芝張り体験会が開かれました。完成に向け町民の期待も高まっています。
北陸の玄関口として栄えた今庄

かつて旅人が行き交った今庄は、幾重にも山が重なり峠越えの道が集まることから北陸の玄関口として栄えました。
北陸線、最大の難所と言われた今庄ー敦賀間の峠越えに挑む基地として、今庄宿がその役割を担いました。
“デゴイチ”の横に公園を整備

かつてはSLの機関区があった今庄には、いまも貨物輸送機関車として国内を走り続けたD51、通称“デゴイチ”が保存展示してあります。
その横に整備が進められているのが「D51ぽっぽ広場」です。
プールの跡地を活用した公園で、子供が遊べる遊具をはじめ高齢者もウォーキングを楽しみ、みんなが集まる賑わいの場として期待されています。
子供たちが公園の芝張り

2日は子供から大人まで町民約50人が集まり、芝を張る作業を体験しました。
参加した小中学生は「遊ぶ場所が増えて嬉しい!」「蒸気機関車ってロマンチック」「(遊具に)トンネルを使っていて珍しいと思う」「みんなで作り上げる公園っていいな」と公園の完成を心待ちにしていました。
旧北陸線のトンネルを模した遊具も

公園内に設置された小高い丘にあるトンネルは、旧北陸線のトンネルを表しています。鉄道の町を印象づける遊具の一つです。
町民からは「今は子供が少なくお年寄りが多いが、集いができて良い場所ができると喜んでいる」「鉄道があって発展したまちだという事を子供たちに知ってもらい、県外の人にも知らせて欲しい」とかつてのにぎわいが今庄に戻ってくることを願う声もありました。
「D51ぽっぽ広場」は24日にオープンします。
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