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福井空襲や大火、風水害を乗り越え…樹齢380年 足羽神社のしだれ桜が今年も満開に【昭和100年・終戦80年】
2025年は昭和が始まって100年、戦後80年の節目です。ニュースイットでは、年間を通したシリーズ企画として、福井テレビが撮りためた資料映像からその時代を振り返ります。今回は福井市の足羽山にある足羽神社のシダレザクラ。樹齢は約380年とも言われ、福井を襲った戦禍や災害を乗り越えてきました。2025年も無事に満開を迎え、多くの人の希望として咲き誇っています。
吉田圭吾アナウンサー:
「今年は戦後80年。現在、満開を迎えている足羽神社のシダレサクラの樹齢は380年です」
足羽神社の境内にたたずむシダレザクラは、約11メートルの高さから滝のように枝を垂らしています。その姿に「きれい」「見ごたえがある」と多くの人が見とれていました。
福井市街地に近い足羽山中腹にある足羽神社。80年前の福井空襲では市街地が焼け野原となり、その火の手は足羽山付近まで迫ったとされます。
境内にあるシダレザクラについて足羽神社の馬来田善敬宮司は「太平洋戦争もそうだが、明治に入っても橋南の大火、地震や雪害、風害などにあいながらも復活している。私たちの目を楽しませてくれるのは有難い。これだけ(木が)大きいと必ずつっかえ棒がいるが、基本的には自分の力で生きている」と話します。
数々の戦禍や災害を乗り越えてきた足羽神社のシダレザクラは、今年も多くの人の目を楽しませています。
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