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33年に一度「平泉寺白山神社」の“御開帳”を記念 石畳の苔イメージ「苔梅わらび餅」誕生 5月から夏までの限定【福井】
勝山市にある平泉寺白山神社では今年、33年に一度の御開帳が執り行われます。この貴重な機会を記念して、平泉寺の隣のカフェには新たなスイーツが登場しました。
白山信仰の拠点「白山平泉寺」

平泉寺白山神社は養老元年(717年)に泰澄大師によって開かれたと伝わり、白山信仰の拠点となりました。
平安後期には北陸でも有数の勢力を有するようになり、現在の白山神社よりもはるかに広大な境内に数十の堂や社などが建ち並んでいたといわれます。

1300年を超える歴史を持つ平泉寺白山神社では、5月23日から3日間、33年に一度、御神体が公開される御開帳が執り行われます。
前回の御開帳は1992年で、普段は公開されていない女神様の像を拝もうと県内外から約14万8000人が訪れました。
御開帳を記念した新たなスイーツが誕生

この御開帳を記念して、平泉寺白山神社の隣にある抹茶・日本茶専門カフェ「ROKUSAI-鹿柴-」では新たなスイーツが開発されました。
カフェは約130年前に明治時代に建てられた日本家屋をリノベーションし、2024年8月にオープン。冬の間は雪の影響で営業を休んでいましたが4月3日から再開しました。

御開帳を記念して作られたスイーツが「苔梅わらび餅」です。福井県産のウメが餅に練り込んであり、平泉寺の参道の石畳の苔が抹茶ときな粉で表現されています。
福山千奈アナウンサー:
「見た目が美しいですね。ウメのさわやかな酸味が香ってきます。噛み進めていくとわらび餅の優しい甘さも口の中に広がります。また、店内からは青々と苔むした庭を眺めることができます」

オーナーの西垣翔太さんは「平泉寺に来たことがない人に、これを機に食べに来てほしい。苔を見るだけではなく食べて体感してほしい」と話します。
新スイーツ「苔梅わらび餅」は現在、不定期・数量限定で先行販売中。正式販売は5月1日からで、夏までの限定メニューだということです。

33年前の御開帳には4日間で14万8000人が訪れましたが、2024年に北陸新幹線が開業したこともあり、勝山市は前回を上回る人出を予想しています。
地元では、御開帳という貴重な機会に、今も根付く白山信仰を目で見て感じ、参拝後は味覚でも平泉寺の魅力を知ってもらいたいと願っています。
<平泉寺白山神社 御開帳>
5月23日から25日(日)までの3日間
※次回は2058年
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