ニュース
県内のニュース
負債34億8500万円 次世代型リチウムイオン電池製造「APB」に破産開始決定 福井地裁
次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発、製造を手掛けていた越前市庄田町の「APB」が福井地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かりました。
民間の調査会社・帝国データバンクや東京商工リサーチによりますと、APBは2018年に設立され、次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の開発や製造を手掛けていました。「全樹脂電池」は従来のリチウムイオン電池で課題であった複雑な製造工程や発火リスクを改善し、エネルギー密度も高いことから、多用途への応用が期待されていました。
2019年には三洋化成工業と資本業務提携を結び、2021年には工場を稼働させました。しかし、技術的な問題から量産化には至らず、研究開発費や設備投資などの先行投資がかさみ赤字が続いていました。
2024年3月期決算では約9億6200万円の純損失を計上。同年6月には創業者が代表取締役を解任され、経営権を巡る対立が表面化。メインバンクの北國銀行グループの投資会社が2024年11月に会社更生法を申し立て、事業継続を模索する計画でしたが、予定していた資金調達が見込めず、申し立ては取り下げられていました。
2025年2月には全従業員に対し退職を求める通知をし4月末までの休業を告知、今回の措置に至りました。
負債は債権者約200人に対し、約34億8500万円です。
一緒に読まれている記事
-
休廃業・解散の福井県内企業が3年連続で増加 「古いビジネスモデルや高齢代表者では対応難しい」東京商工リサーチ福井支店
-
鯖江のプラスチック成型業者が破産 受注減や材料支給による加工賃収入の割合増で採算が悪化 負債は8600万円 福井
-
創業当初から不採算事業が続き…福井市の木造建築工事業者が自己破産申請 負債は7000万円見込み
-
倒産件数が過去10年で最多 県内で前年より7件増の55件 「今後も小規模、老舗企業の倒産が続く」帝国データバンク福井支店
-
商品集まらず…事業継続を断念 有名ブランド婦人服の古着ネット販売会社に破産手続き開始決定 負債は3100万円 福井
-
若狭地方でトップ誇った小浜市の業務用飲食品・菓子の卸売業者が事業停止、自己破産申請へ 負債は約2億6000万円 福井
-
ベビー・キッズ用品のネット通販会社に破産手続き開始決定 仕入れ値の高騰やネット広告費かさみ赤字決算に 負債は約1700万円 福井
-
負債は2億7800万円 繊維の染色加工「春近染色工業」に破産手続き開始決定 同業者の海外生産シフトなどで経営が悪化 福井
-
設立から3年、ドライバーの退職で人手不足に…自動車運送業「北陸キャリー」破産手続き開始決定 負債約5700万円 福井
-
昭和7年創業「稲山織物」が破産 代表は大野商工会議所・前会頭の稲山幹夫氏 負債10億3600万円 福井
- 広告


