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マダニ媒介の感染症「SFTS」福井県内でも3年ぶりに感染確認 農作業中の80代女性 草むらでは肌の露出避ける対策を

2025.09.03 15:00

全国で急増しているマダニ感染症「SFTS」の感染者が、福井県内でも確認されました。県内では3年ぶり4人目の感染です。

県は3日、8月18日から24日までの報告分として、ウイルスを持つマダニに刺されることで感染する重症熱性血小板減少症候群=SFTSへ感染した患者が発生したことを発表しました。

関係者によりますと、感染したのは嶺北地方に住む80代の女性です。女性は日常的に畑作業をしていて、その際に感染したとみられ、発熱や倦怠感が見られましたが、現在は回復しているということです

SFTSは2013年に国内で初めて報告されて以降、感染者数が増加していて、今年は過去最多となる142人が報告されています。県内では2022年に報告があって以来、約3年ぶりの感染報告です。

厚生労働省によりますと、主な症状は発熱や嘔吐、腹痛などで、致死率は10%から30%にのぼります。草むらや山に入るときは長袖・長ズボンを着用し肌の露出を避けるよう呼びかけています。

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