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セクハラ通報で「不適切だったか」認識問われ 福井県知事「コメントを控える」 県には苦情や批判が67件
福井県職員の1人が、杉本達治知事から不適切な内容のテキストメッセージを送られるセクシャルハラスメントを受けたと外部の相談窓口に通報した事を受け、杉本知事は6日の定例会見で「調査委員会の報告書が出された段階で自身の口で説明する機会を設ける」と言及するにとどまりました。
杉本知事は6日に開かれた定例会見でこの問題について「私の言動についての通報で県民にご迷惑、ご心配をかけていることに心からお詫びを申し上げます」と県民や県職員に対し謝罪をしました。
現在、全庁職員約6000人を対象に知事からセクハラを受けたことがあるか見聞きしたことがあるかを問うメールでの調査が進められていて、その回答は11月10日に締め切られます。杉本知事は、外部の弁護士らで構成する特別委員会の調査に「全面的に協力する」と述べました。
一方、知事はこの問題を巡って調査への影響を理由に詳しいことは一切明らかにしておらず、あくまでも調査結果が出てから説明する考えを強調しました。
会見では、送ったメッセージが不適切だったという認識があるのかを問われ、杉本知事は「私が一方的に自説を申し上げるのは調査に影響を与えると考えるので、コメントを控えさせていただきたい」と述べるにとどまりました。
そのうえで、調査委員会がまとめた報告書が出された段階で自身の口で説明する機会を設けるとしました。
県によりますと、この問題をめぐっては6日時点で67件の苦情や批判のメールや電話があったということです。
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