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【速報】福井県の杉本達治知事が辞職を表明 県職員へのセクハラ疑惑で引責
福井県の杉本達治知事は25日、県職員からのセクハラ通報事案を巡り、責任を取り辞職する意向を表明しました。
知事は、セクハラに関する調査結果がまとまるのは年明け以降となることから、予算や人事といった県政に影響を与えるとして、この時期に辞職することを決めたとしました。
杉本知事を巡っては、県職員の1人が知事からセクシャルハラスメントが疑われる不適切な内容のテキストメッセージが送られたと外部窓口に通報したことを受け、特別調査委員会が全庁調査を実施。現在、調査結果を取りまとめている状況でした。
不適切とされるメッセージの内容については明らかにされておらず、知事はメッセージを送った事実については認めていました。
杉本知事の辞職を受け、県は50日以内に知事選挙を実施することになります。
◆総務部長や副知事を経て知事に初当選

杉本達治氏は6年前の福井県知事選挙で、5選を目指した当時の現職に大差をつけ、初当選を果たし、現在2期目でした。
1986年に現在の総務省にあたる自治省に入庁した杉本氏は、福井県庁には総務部長と副知事の合わせて6年間、勤務しました。
その後、一度は本庁に戻り福井を離れますが、県議会議員ら有志からの要請を受けて
現職相手に2019年の知事選挙で初当選。第19代福井県知事に就任しました。
モットーに「徹底現場主義」を掲げ、「課題は常に現場にある」として県職員にも積極的に現場に出向くよう指示し、1期目では新幹線開業効果の最大化や「ふく育県」と銘打った子育て支援の拡充などを行いました。
現職と共産新人の一騎打ちとなった2023年の知事選挙では、分厚い支持基盤で圧勝。翌年には半世紀にもわたる県民の悲願、北陸新幹線県内開業を福井県の代表として見届けました。
◆セクハラ事案の調査結果の公表が年明けにずれ込む
順風満帆かに見えた県政運営でしたが、10月には自身のセクハラ疑惑が明らかに。
総務部長が事実を公表した数時間後、杉本知事は県職員にテキストメッセージを送っていた事実を認め、謝罪しました。ただ、メッセージを送った相手や内容が不適切であったかどうかについては、調査中であるとして一切の口をつぐんでいました。
その後、外部の弁護士3人による特別調査委員が県職員ら6000人を対象に、杉本知事による類似の事案を受けたことはあるか、見聞きしたり相談を受けたりしたことはあるかの2点を調べていました。
この結果について県は25日午前、来年1月以降に公表するとの予定を報道機関に説明したばかりでした。
そして、2期目の任期を約1年半残して「杉本県政」に突如、終止符が打たれることになりました。
県内は、北陸新幹線の大阪までの早期全線開業や使用済み核燃料の県外搬出に代表される原子力政策など、解決すべき課題は山積していて、知事の辞職で県政の混乱は避けられない状況です。
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