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2月も大雪に警戒 北極の“寒気の渦”が分裂し動きが遅く…影響が長期化 8日には再びJPCZが流入
北陸や北日本は今季、大雪となっていますが、日本だけではありません。北米でも記録的な大寒波となっています。この2つの寒波には共通点があります。村田気象予報士が2月の大雪について解説します。
◆寒気の渦が分裂…動きが鈍化し影響が長期化

北極の寒気の渦、大雪をもたらす寒気は通常、北極上空に溜まっていて、これを「極渦」といいます。この極渦が偏西風の蛇行などの影響で分裂することがあり、分裂した北極の渦は、動きが遅くなるので影響が長引きます。
これが、日本や北米に記録的な寒波や豪雪をもたらしているのです。

この先も、この分裂した北極の渦の影響を受けそうで、過去にはこれが要因で2月に大雪となったことがあります。
1984年(昭和59年)2月、シーズンを通して強い寒気が断続的に流れ込んで寒気のピークを迎え、記録的な大雪となりました。最深積雪は福井95cm、大野173cm、小浜は観測史上最も多い135cm を観測しました。

さらに2018年(平成30年)2月にも約1週間、強い寒気が停滞し、嶺北地方を中心に記録的な大雪となりました。福井市の最深積雪は147cm に達し、昭和56 年の56豪雪以来の大雪に。国道8号では約1500台の車が立ち往生し、大規模な交通障害が発生しました。
◆再びJPCZが…大雪のピークは8日

この週末から週明けにかけても、大雪の恐れがあります。
衆院選の投開票日である8日の寒気予想は、上空1500m付近でマイナス12度の大雪を降らせる寒気が、県内上空まで南下します。寒気のピークは8日で、再びJPCZ=活発な雪雲の列の発生も予想されています。
8日から9日朝にかけて大雪に警戒が必要です。
局地的に、1日で20~30cm降ってもおかしくありません。短時間で積雪が増える恐れがあるため、交通障害などに警戒が必要です。
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