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雪化粧した北陸の小京都、大野の寺町通り 9つの宗派、16の寺が建ち並ぶ 北陸最大の鐘つき堂や豪華な天井絵に心癒される“小旅”
北陸の小京都ともいわれる大野市の寺町通りには、様々な宗派の寺が並びます。城下町大野を象徴する冬ならではの風情をスケッチしました。

歴史ある寺が建ち並ぶ大野市の寺町通りは、碁盤の目のように広がる城下町の東端にある通りです。9つの宗派の16の寺があり、中世には美濃街道として栄えた道ともいわれています。
大野市唯一の浄土宗の寺「善導寺」は大野藩主、土井家の菩提寺という由緒ある寺で“殿様の寺”として古くから市民に親しまれてきました。
門をくぐると、真正面で出迎えてくれるのは法然上人の像。雪の中で手を合わせています。

土井家の位牌やお釈迦様の足裏を描いたとされる仏足石、北陸で最も大きいともいわれる鐘楼、鐘つき堂もあります。
住職の大門哲爾さんは「四方に龍と獏、空想の動物が門を守っているので見る甲斐がある建物」と話します。
雪に埋もれた境内には、きょうも念仏を唱える声が響いています。

善導寺の隣にある浄土真宗の「誓念寺」は、ひときわ大きな本堂が目を引きます。中に広がるのは、鮮やかな色の天井絵。
絵画に造詣が深い住職が、日本画家の栗原幸彦氏に依頼し描かれたものです。季節の花々の絵154枚が内陣の天井を彩ります。外陣には228枚のシルクスクリーン、ふすまや扉にも豪華な絵があしらわれています。

華やかな絵画であふれる寺には、訪れる人を明るい気持ちにしたいとの思いが込められています。
年に一度の「星祭」が行われているのは、高野山真言宗の大宝寺です。大野市内では最も古い歴史を誇る寺です。
毎年、立春の時期に星の恩恵に感謝し、無病息災を願う「星祭護摩祈祷会」が行われます。 読経とともに願いが書かれた紙やお飾りなどを護摩壇から移した火で燃やします。

境内には88の石仏が並びます。四国八十八ヵ所の砂が納められていて、年に一度行われる「お砂踏み」の法要は100年以上続いています。
宗派によって様々な歴史や趣きを感じさせる寺町通り。雪化粧した古い町並みを歩きながら心癒やされてみてはいかがでしょうか。
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