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なぜ新定番に?「冬アイス」 “スイーツ顔負け”のラインナップ 福井では消費額がここ15年で約2倍に
福井の冬のといえば…「水ようかん」ですが、いま“冬の定番”にアイスが加わりつつあります。総務省の家計調査によりますと、福井県民が冬にアイスにかける金額は、ここ15年で約2倍に増えています。
なぜ冬にアイスの消費が増えているのか、その背景を取材しました。
武田祐季アナウンサー:
「福井の冬といえば、こたつで水ようかんが定番ですが…アイスはどうなんでしょうか?」
県民は―
男性:「冬アイス食べます。冷たいものが欲しくなるとコンビニで買う」
女性2人:「年中変わりなく食べています。部屋の中はぽかぽかで食べます」
女性:「今年は食べません、やっぱり寒いので」
寒い時期はアイスを食べる機会が減ると答えた人がいた一方、冬だからこそアイスを買い求める人もいるようです。
福井市のショッピングシティ・ベルでは、年々アイスの売り上げが増えていて、冬も夏と変わらず150種類ほどのアイスを用意しています。
担当者は「去年はおととしの110%で、2月途中の実績でも去年の110%近く。皆さん暖かい家で、寒い冬でも家族で食べているのでは」と話します。
日本アイスクリーム協会の調査では気温が25度を超えるとアイスクリームを美味しいと感じる人が一気に増えることが分かっています。
ベルの担当者は近年の売り上げ増加の理由について、住宅の断熱性能が高まったことでアイスクリームを美味しく感じらられる“冬でも暖かい家”が増えたためではないかと分析しています。
さらに売り上げ増加を加速させた理由については「アイスの単価は上がっているが、ケーキやプリンなどのスイーツと比べると値段は上がっていない」と卵などの原材料費の高騰により価格が上がっているスイーツの代わりに、値上がり幅の少ないアイスを選ぶ人が増えているのではないかとします。
値上がり幅が小さい理由としては▼賞味期限がなく日持ちすること▼元々の単価がケーキなどのスイーツに比べ安いため金額として大きな値上がりにならないことが考えられるといいます。
また、売れるアイスの種類も「冬になると夏より濃厚なアイスやバニラ、チョコレート、そういったスイーツ系のアイスの売り上げが上がる」ということもあり、需要に応えられるよう、各メーカーも夏よりも濃厚な味わいの限定品を販売しています。
さらに甘いソースやおもちが入ったスイーツ顔負けのアイスも続々登場。また、アイス需要の高まりを受けて各メーカーからは「大人」というワードの入ったぜい沢なシリーズなども登場し、プレミアム感を売りにしたアイスも増えています。
暖房のきいた暖かいリビングで濃厚なアイスクリームを一口…現代の冬の楽しみ方の定番になっているようです。
一方で、近年こんな流行も―
武田祐季アナウンサー:
「見てください!氷ののれんがかかっています。冬なのにかき氷!?」
福井市下馬に去年7月にオープンし「風と、こもれ日と、樹々」。近年のかき氷ブームを受け、金沢の有名店監修のもと、県内初のかき氷専門店としてオープンしました。
担当者は「冬の時期に来店するのはかき氷が好きな人が多く、冬に食べられるのがいいという人もいる。“カキゴーラー”と呼ばれているみたいで、結構全国に行くそう」と話します。
“カキゴーラー”とは、季節を問わずかき氷を食べるファンのこと。カキゴーラーにとって実は冬こそがかき氷の旬の季節だそうです。寒くて氷が溶けにくいことでかき氷の醍醐味である食感が最後まで楽しめるからです。
そんなこの時期、店のおすすめが「いちご大福氷」です。雪解けの季節をイメージし、信玄餅や生クリームなど8種類がトッピングされています。
武田祐季アナウンサー:
「おもちがすごく伸びます。氷がとても細かく削られているので濃厚な生クリームとおもちとの相性がいいです。食べる場所によって味が違うので、まさにスイーツという感じです」
「アイスは夏のもの」という常識は、いまや変わりつつあります。
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