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石田嵩人知事、初の論戦 前知事のセクハラ問題めぐり福井県議会が求める副知事の退任には消極姿勢 県議会は「遺憾」として異例の意見書提出
福井県の石田嵩人知事が、初の県議会で本格論戦に臨みました。杉本前知事のセクハラ問題を受け、県議会が副知事の退任を求めていたのに対し、石田知事は「重要な県政課題に関係者が一丸となりスピード感を持って対応することが必要」と従来の主張を繰り返し、組織体制の刷新には消極的な姿勢を示しました。
◆県議会が求める副知事の退任には消極姿勢
26日に行われた2月定例県議会の代表質問は、石田嵩人知事としては初の論戦の場。
県議会は、杉本前知事のセクハラを防げなかったとして側近を務めていた中村保博副知事の退任を求める決議を可決してから迎える初の議会です。
議員からは知事の見解を質す質問が相次ぎました
石田嵩人知事は「県の体制の刷新を求める決議が全会一致で可決されたことは重く受け止めている」とした一方で「目の前には県政の多くの課題が山積している。新幹線、アリーナ、農林水産漁業等、スピード感を持って取り組まなければならない現状がありチーム一丸となって取り組んでいく必要がある。様々な意見があるが喫緊の課題に取り組まなければならない状況にある」とし、中村副知事を続投させる考えを改めて示し、副知事の退任を含む組織体制の刷新には消極的な考えを示しました。
◆県政の主要課題は「前知事の方針を引き継ぐ」
また、杉本前知事に対し退職金6000万円の全額自主返納を促すよう求める県議会の決議については―
石田嵩人知事:
「県民や議会の決議は厳粛に受け止めている。前知事に対して自主的な対応を検討するよう改めて求めていきたい」
このほか、北陸新幹線や原発、福井アリーナなど主な県政課題については、前知事の方針を引き継ぐと改めて表明しました。
◆「知事の姿勢は遺憾」として議会が意見書提出
議会終了後、県議会は明確な答弁を避けた石田知事の姿勢は遺憾だとして、誠実な対応を示すよう意見書を提出しました。
これに対し石田知事は、「まだまだ未熟」でここで副知事を代えると「県政への影響が 危惧される」と答えました。
終了後、記者団の取材に石田知事は「悩んでいる。もう少し時間が欲しい」として、適切な時期に結論を出すと語りました。
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