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40年の歴史にピリオド 福井銀行との合併控えた福邦銀行が最後の営業日 新生福井銀行は5月7日営業開始
県内の第二の地銀として地域の金融や経済を支えてきた福邦銀行が、2日の福井銀行との合併を控え、1日、最後の営業日を迎えました。
閉店まで、あと30分、窓口には最後の手続きを済ませる人の姿がありました。
福邦銀行は、40年近く続いたその名称がまもなく姿を消します。
始まりは1943年。若越無尽として設立し、その後も名称を変え、1989年に福邦銀行が誕生します。
戦後復興、高度経済成長、バブル崩壊…、そしてリーマンショック後は経営基盤強化のための公的資金の注入も受けながら、地域の金融や経済を支えてきました。
「付き合いが長かったので寂しい。嫁に来て25年。25年間お世話になったので」
と懐かしむ利用者も…
転機となったのは、経営基盤の強化を狙いとした福井銀行との連携です。2020年の包括提携を皮切りに、統合、そして合併へと進むことになりました。
背景にあるのは構造的な課題です。県内は人口減少が進み、2040年の県民の人口は65万人を下回ると見込まれ、金融市場の縮小が予想されます。
こうした中、低金利政策の長期化で収益は伸びにくく、地方銀行は単独での成長が難しくなっています。全国でも再編が進み、地方銀行の数は1990年代末の約130行から、現在は100行を下回るまで減りました。
今回の合併では、福邦銀行の県内外の25店舗のうち13店舗が移転し福井銀行の支店に統合、残る12の店舗も福井銀行の看板などに変わります。
合併後、福井銀行をメインバンクとする県内企業の割合は5割を超える規模となります。
福邦銀行の湯浅徹・頭取は「83年の歴史は重たいものがあるし、感慨深い。支えてくれた利用客にはありがたいと思う。応えた行員の頑張りにも敬意を表したい」と締めくくりました。
そして午後3時、シャッターが閉まり福邦銀行としてのすべての窓口業務が終了しました。
新しい銀行へ… 合併した新生福井銀行の初の営業は7日です。
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