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蒸気漏れの美浜原発3号機…高圧タービン上部のカバーに穴…運転開始から50年間、補修や交換なし 関西電力が調査状況を公表
関西電力は12日、8日に高圧タービン周辺から蒸気が漏れ、原子炉を手動停止した美浜原発3号機について調査状況を公表。高圧タービンを覆う金属製カバー上部に穴が開いたことが分かりました。このカバーは運転開始から約50年間、補修や取り換えが行われていませんでした。

美浜原発3号機では5月8日早朝に警報が鳴り、中央制御室の監視カメラで高圧タービン周辺から蒸気が漏れているのを運転員が確認。午前4時24分に原子炉を手動停止しました。蒸気には放射性物質は含まれておらず、外部への影響もないとしています。
その後、関西電力が原因究明に向けた調査を進めた結果、蒸気漏れは高圧タービン上部から発生したと特定しました。高圧タービンを覆う金属製カバーに縦約1センチ、横約8センチの穴が確認されました。損傷した箇所は1976年の運転開始以降、一度も交換や補修が行われていませんでした。

蒸気漏れ発生後に行われた超音波による検査では、金属が周辺よりも薄くなっている箇所があることが判明し、最も薄いところでは約1ミリでした。
高圧タービンは3回の定期検査に1回の頻度で点検が行われていますが、直近の2021年12月に行われた定期検査では、目視点検でカバーに局所的な腐食が確認されなかったため、超音波で厚みを確認する検査は実施されていませんでした
関西電力は今後、損傷した部分を切り出して詳細な原因調査を進めるとともに、その結果を踏まえて対策を検討するとしています。
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