ニュース
県内のニュース
波の音を聞きながら味わう「塩レモネード」はいかが? 越前海岸の製塩所でオリジナル塩づくりに挑戦する“小旅”
福井県内の魅力を再発見する「小旅」のコーナーでは今回、越前海岸に佇む製塩所を紹介します。オーナーが手作業で塩を作る工程を間近で見て塩づくり体験もできる、大自然の中で楽しむお出かけスポットです。
福井市中心部から、磯の香りに誘われて車を走らせること約40分。
青く広がる日本海と切り立つ岩肌。越前海岸の風景の中にひっそりと佇むのが、福井市鮎川町の「志野製塩所」です。
オーナーの志野佑介さんは千葉県から2019年に移住し、6年前にこの製塩所を開きました。
建物は廃工場をリノベーションしたそうです。
福山千奈アナウンサー:
「奥の大きな釜から白い湯気がモクモクと立ち上っています。製塩所内は薪の温かい香りに包まれています」
目の前の日本海から汲み上げた海水を、薪火で4、5日かけてじっくりと炊き上げて塩を作ります。そのあと、底に沈んでいる塩をすくい取り、ザルでにがりを切る作業を1日中行います。
塩を作る工程を間近で見ることができる貴重な経験です。
さらに、ここでは塩づくり体験もできます。
「海水を鍋に入れて火をつけてください」(志野さん)
鍋底から火がはみ出ないくらいの弱火で煮詰めます。塩が出来上がるまでは30~40分ほど。目の前に広がる越前海岸を眺めながら待ちます。
「雄島と、手前のクジラみたいな島が亀島、陸地続きでポコンと出ているのが鉾島」(志野さん)
3つの島が同時に見られるのは、製塩所が位置するこの場所だけなんだそうです。
志野さんは、この製塩所の塩が美味しいのは目の前に広がる海水のおかげだといいます。海岸沿いを10カ所ほど回り、海水を口に含んで確かめたそうです。
そして、一番美味しかったのがこの場所でした。
汲みたての海水を味見させてもらいました。
「海水の鋭さが全くないくて、上品ですね」(福山千奈アナウンサー)
志野さんの子供たちは「海水ばっかりなめてる」そうです。
話に夢中になっているうちに…鍋を覗いてみると表面にはキラキラとした塩の結晶が見え始めていました。
水分がなくなってきたら、塩をすくい取りコーヒーフィルターでこしていきます。最後に、より水分を飛ばすために石釜に戻すと、手作り塩の完成です。
「めっちゃ美味しい!甘みとうまみのバランスが抜群です」(福山アナ)
この塩は、越前和紙の袋に入れて持ち帰ることができます。袋に名前を書いたら、自分だけのオリジナル塩になります。
また、製塩所の隣にはショップも併設していて、塩はもちろん、塩を使ったプリンやどら焼きなども販売されています。
中でもおすすめは塩レモネードです。
「いい塩味が効いていて爽やか!甘めのレモネードですが、塩味があるからこそコクがプラスされていて美味しい。塩づくりを頑張った後の身体に染みますね」(福山アナ)
波の音を聞きながら味わう一口は、ここでしか味わえない特別な時間です。
塩ができるまでのゆっくりとした時間、日本海を眺めながら海の恵みをいただく…次の休日は越前海岸に足を運んでみませんか?
<志野製塩所>
福井駅から車で約1時間、福井市鮎川町の越前海岸沿い
※塩づくり体験:土日・祝日の午前9時と午後3時からの完全予約制
- 広告


