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日常生活では節約…でも“一点豪華主義”で「旅行はしたい」 限られた予算で“何に”使うか…旅行会社にも新たなニーズ
物価高騰で節約志向が高まっていますが、旅行への意欲は下がっていないという傾向が、福井県内の消費者団体の調査結果から明らかになりました。お得なキャンペーンを展開する県の取り組みや観光業を取材しました。
物価高が続く中、県内の消費者団体が発表した最新の消費動向調査によると、節約を意識している人は約9割にのぼり、直近で節約しているものとして最も多かったのは外食で、51.6%でした。
<街の声>
「家でつくって食べることが多くなった」
「フルーツ系が高いので我慢している」
ただ、止まっていない消費もあります。それが、旅行です。今後半年間で旅行を予定している人は37.1%で、前年並みを維持しました。
この結果を、県内経済に詳しい仁愛大学の南保勝特任教授は、支出の優先順位がはっきりしてきた表れだと見ています。
南保勝特任教授:
「日常の生活の中でも節約の限界があって、これから先は外食を抑えたり、回数を少なくする動きになってくるのは当然かなというふうに見ています。日々の暮らしは慎ましくするが、これだけは譲れないという一点豪華主義で使うというのに当てはまるのが旅行」
ふだんは財布のひもを締める。でも、旅には使う。この動きを、観光業界はどうつかむのか。福井市内の旅行会社を訪ねました。
相互トラベル・大谷佳弘社長:
「今年に限って言えば、物価高もあるが、抑える傾向を感じる」
今年は物価高の影響もあり、より慎重な動きがみえるといいますが、旅行をやめるのではなく、変わっているのは“行き方”です。
大谷佳弘社長:
「東京ディズニーランドや大阪のUSJの客が多いが、大阪はJRではなくて車で行くファミリーが多くなってきた。ホテル代も上がってきているので、少しでも安くして違うところでお金を使う考え方になっているのでは」
限られた予算の中で、どこを抑え、どこに使うのか。旅行会社にはその提案も求められているようです。
こうした中、県は観光需要を盛り上げようと新たな宿泊キャンペーンを始めています。
対象の宿泊施設に2人以上で泊まると、1人1泊あたり、アプリを通じて飲食や土産などに使える5000円分の地域通貨・ハピコインがもらえます。紙のクーポンを選ぶ場合は4000円分です。
第1弾は7月12日までの宿泊が対象で、宿泊施設ごとになくなり次第終了です。
坂井市三国町の宿泊施設「休暇村 越前三国」では、キャンペーン発表後にさっそく予約に変化が出ています。
野口新之介営業課長:
「ゴールデンウィーク明けぐらいから、6月、7月の予約や問い合わせが非常に増えてきた」
6月はキャンペーン効果で予約件数が前年の同月と比べて約3倍に伸びる見通しです。
特典の地域通貨は宿泊代には使えず、県内での飲食や買い物などに利用できることになっていて、宿泊をきっかけに地域でお金が回る効果も期待されています。
<街の声>
「温泉に行きたい」
「家族3人で宿泊すれば1万5000円分のはぴコインがもらえるなら…近場ではあまり止まったりしないけど、お特に泊まれるなら行きたい」
物価高の中で見えてきたのは、我慢だけではなく家計にメリハリをつける動きです。
この需要をどう地域に呼び込むか。観光の現場にも、新たな工夫が求められています。
<福井県の宿泊キャンペーン>
▼概要
対象の宿泊施設に2人以上で泊まると、1人1泊あたり飲食やお土産などに使える地域通貨・ふくいはぴコイン5000円分がもらえる。(紙のクーポンは4000円分)。条件を満たせば家族4人で5000×4人分、最大2万円分がもらえることに。取得したはぴコインはお土産を買ったり、日頃の買い物などにも利用できる。
▼期間
第1弾は7月12日頃までの宿泊が対象で、宿ごとになくなり次第終了。
第2弾は9月~10月、第3弾は1月を予定
▼予約
キャンペーンサイトで対象の宿を確認し、宿や予約サイトから予約。キャンペーンサイトを参照。
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