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2026年6月20日(土)放送
カニで敦賀から世界へ挑む、双子兄弟の夢ってなんだー?
7月、敦賀に新たな観光スポットが誕生するー。なんと、主役は”カニ”!なぜカニなのか、なぜ敦賀なのか、
そこには人生をカニに捧げた双子兄弟の夢があったジョイ!!
「テレビ初潜入」——まだ工事中の施設に入ると
7月、敦賀市内にオープンする新観光スポット「かにファクトリー by 甲羅組」。まだ工事中にもかかわらず、案内してくれたのは、仕掛け人の田辺さん。
「五感で楽しむ体験型のテーマパーク」というコンセプトのもと、カニに関するクイズコーナー、自分で描いた絵がスクリーンに映し出されるデジタルお絵かきランド、トリックアートコーナー、飲食スペース、ショッピングエリアと、館内の充実ぶりは想像以上だ。
特に力を込めるのは、子どもたちが1〜2時間ゆっくり遊べるキッズエリア。「雨の日にどこへ行こうか、と悩む親御さんに選んでもらいたい。まずは地元ファースト」。施設の根底にあるのは、敦賀への恩返しの気持ちだった。
あれ、さっきの人に似ている——仕掛け人は双子の兄弟だった
「かにファクトリーby甲羅組」の運営会社「伝食」は、敦賀に拠点を構え、ECサイトでカニなどの水産加工品を中心に販売している。創業わずか15年で売上150億円超えというスゴイ会社だった。その成長のヒミツを探ろうと「伝食」にやってきた調査員。すると、田辺さんが2人?!なんと、会社を切り盛りしていたのは、社長(弟)晃司さん、常務(兄)寛さん、双子の兄弟だった。
兄・寛さんが、かにファクトリーの運営や飲食・実店舗を担い、弟・晃司さんが通販サイトの運営とカニの買い付けを担当する。この役割分担が伝食の成長を支えている。二人は高校卒業後、そろってカニ販売の会社に就職。そこから始まったカニ一筋の人生が、会社創業へとつながった。合言葉は「カニをもっと身近に」。
(弟)晃司さん「カニには、お客さんの笑顔や楽しいひとときを生み出す力がある」。
(兄)寛さん 「今日の晩ごはん、カニにしようか、と言ってもらえるくらいまでコストを下げたい」。
2人の言葉は、どこまでも真剣だった。
社長自ら買い付けをする理由
1年を通して手頃な価格でカニを届けるため、(弟)晃司さん自らカナダのセントローレンス湾まで足を運び、漁に同行したことも。「波がこんなで、5時間くらい」と笑いながら話す姿に、その本気度が滲む。
仲介業者を介さない直接仕入れによって、鮮度を落とさず、コストも抑える。この仕組みが、「大阪ではこの値段では食べられない」「鮮度がいい」という客の声につながっていた。
続いては、看板商品「カット生ずわい蟹」の製造工程に潜入。冷凍されたカニを解体し、殺菌後に全長約10メートルの「トンネルフリーザー」で15分かけてマイナス35℃まで急速冷凍。鮮度とうまみをそのまま閉じ込める。
カニ足の殻むきは、1本1本すべて手作業。「力加減を強くすると折れてしまう。機械では再現できない繊細さがある」と、水産加工部の山之内さんは言う。毎日1トン分を、人の手で。「カニを食べるとき、無口になるご家庭は多いと思います。少しでも言葉が出るように、殻をむく手間をこちらで引き受けています」。その言葉に、製造現場の思いが凝縮されていた。
マイナス25℃の冷凍庫で作業する社員・新宅さんは、繁忙期には1〜2時間この環境に身を置く。「僕らの仕事の行き先には笑顔がある。そこに責任を持ってやっています」。
繁忙期には1日最大2万件もの出荷をさばく通販部門では、システム開発もわずか2人の担当者が自社で手がけている。「業務内容を知らない外注では、本当の意味でカスタマイズできない」と(弟)晃司さん。仕入れから加工、物流、システムまで、すべてを内製化するからこそ生まれるスピードが、伝食の強さの源泉だったのだ。
「単なる観光施設ではなく、最終的には敦賀をカニの街として観光拠点にしたい。福井を代表するランドマークにしていきたい」。(兄)寛さんの言葉は静かに、力強く響いた。
”カニをもっと身近に” 双子兄弟のチャレンジは、港町・敦賀をさらに盛り上げていくジョイ!




