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再審無罪の“決め手”になった証拠 検察官6人が“矛盾”を把握していた 有罪に向けて不利な証拠を省いたか 福井女子中学生殺人事件の調査結果を名古屋高検が公表
40年前に福井市で起きた女子中学生殺人事件について名古屋高等検察庁は10日、当時の対応についての調査結果を公表しました。裁判に関わった少なくとも6人の検察官が供述の矛盾を知りながら裁判を進めていたことが分かりました。
1986年3月に福井市で起きた女子中学生殺人事件で、殺人の罪で服役した前川彰司さんについて名古屋高裁金沢支部は去年7月、検察官の控訴を棄却し一審の福井地裁が出した無罪判決を支持しました。
再審無罪を受けて名古屋高検は今年5月から、裁判などに関わった検察官17人へ聞き取り調査を行いました。
前川さんを有罪に追い込んだ重要な証拠の一つである関係者が事件当日に見たとされるテレビ番組の放送日について、調査報告書では裁判に関わった少なくとも6人の検察官が放送日時が異なっていたことを認識していたものの適切な対応を取らなかったり信用性に大きな影響はないと判断したりして裁判を続けていたことが分かりました。
報告書からは、当時の検察官たちが前川さんの有罪に向けて不利な証拠を省いて裁判を進めていた実態が浮かび上がっています。
名古屋高検は「国民の検察に対する不信を招いたことについて真摯に反省するとともに管内地方検察庁へ周知・指導を徹底するなど適切な対応に努める」とコメントしました。
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