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“沈黙の臓器”肝臓 放置すると命にかかわるC型肝炎は「飲み薬でほぼ100%消える時代」 増えているのは生活習慣が原因の肝炎 早期発見へ検診を
7月28日はウイルス性肝炎の予防や早期発見を啓発するWHOが定める「世界肝炎デー」です。
肝炎は放っておくと肝硬変や肝がんの恐れがある病気で、最近はウイルス感染が原因ではない肝炎患者も増えているようです。検査や早期治療の重要性について医師に聞きました。
武田祐季アナウンサー:
「体の中で一番大きい臓器である肝臓は、多くの役割を担っています」
肝臓は▼代謝▼アルコールなどの解毒▼脂肪の分解を助ける胆汁液の分泌など、健康を維持する上で重要な500以上の役割を担っている臓器です。
その肝臓がダメージを受ける肝炎について、県済生会病院の肝疾患センター長・真田拓医師に聞きました。
県済生会病院・真田拓医師:
「肝炎ウイルスやアルコール、あるいは脂肪肝や薬など外から入ってくるものによって肝臓の細胞に炎症が起き、細胞が壊れてだんだん働きが落ちていくのが肝炎」
肝炎にはさまざまな原因がありますが、日本人が最も多く発症するのはウイルスが原因の「ウイルス性肝炎」です。
ウイルス性肝炎には、A型、B型、C型、E型の4種類があり、中でも気をつけたいのがB型とC型です。
真田医師は「B型肝炎とC型肝炎は慢性化して肝硬変になったり、肝がんができるということがあるため、この2つの肝炎ウイルスは要注意」と話します。
厚生労働省によりますと、国内でB型の感染者は110万人から120万人、C型の感染者は90万人から130万人いるとみられていて、B型とC型は6ヵ月以上症状が続く「慢性化」の特徴を持っています。
慢性化すると、肝硬変や肝がんなど命に関わる病気に移行する恐れがあるため治療が必要ですが、痛みなどの自覚症状がないまま進行し、病院を受診する頃にはすでに肝硬変などを発症しているケースもあります。
真田医師:
「B型肝炎はウイルスを抑える形になるが、C型肝炎は飲み薬で2~3ヶ月治療し、副作用なくほぼ100%消える時代になっている」
“沈黙の臓器”ともいわれる肝臓。だからこそ、B型肝炎とC型肝炎を検査で早期発見することが大切です。
B型肝炎やC型肝炎のウイルスに感染しているかどうかは、保健所や病院が無料で行っている血液検査で確認することができます。
最近は有効な薬剤も開発されるなど、早期発見すれば十分に治療が可能な病気となっています。
一方、近年ウイルス性肝炎に代わって患者数の増加が指摘されているのが、脂肪肝など生活習慣を原因とする肝炎です。
ウイルス性でない肝炎を見つけるには、通常の健康診断の血液検査の結果が参考になります。
確認が必要なのは、肝臓に含まれている酵素を表すALTの値。この値が「30」を超えていると肝臓がダメージを受けているため、肝炎を疑い病院を受診しましょう。
B型やC型のウイルス性肝炎も、生活習慣に起因する脂肪肝による肝炎も、いずれも血液検査で病状を知ることができます。早期発見が鍵となる肝炎。世界肝炎デーを前に、検査を検討してみましょう。
県内でも211の医療機関で無料の肝炎ウイルス検査を行っていて、県のホームページ確認することができます。
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