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「1年で木を枯らす」特定外来生物クビアカツヤカミキリ 北陸で初めておおい町で確認 ウメ産地に危機感…すべての木を調査へ
海外から日本に入ってきた特定外来生物のクビアカツヤカミキリの成虫1匹が、福井県内で初めて、18日におおい町で確認されました。サクラやウメなどの木を枯れさせる危険性があるため、県は20日に緊急の対策会議を開きました。ウメへの被害を防ぐため、来週から県内のウメ産地ですべての木を調査することを決めました。
体長2センチから4センチ、ツヤのある黒い体に首の部分が赤いのが特徴のクビアカツヤカミキリは中国などが原産で、海外からの貨物に紛れて日本に入ったと考えられています。
サクラやウメなどバラ科の樹木に産卵し、幼虫が木の内部を食い荒らすことから、樹木が弱ったり枯れたりする被害をもたらします。
県内で初めて見つかったおおい町の公園では、サクラ9本、ウメ13本に幼虫の存在を示す痕跡がありました。木くずとふんが混じった「フラス」と呼ばれる排泄物が発見のきっかけになりました。発見は、北陸で初めてです。
ただ、県内では初期段階かなのか拡大している状況なのか、はっきり分かっていません。
おおい町で成虫1匹が確認されたことを受け、県が20日に開いた対策会議には国や県、市町の担当者約60人が出席。「幼虫は1年ほどで木を枯れさせる」との報告もあり、現状や対策、危機感を共有しました。
県内で特に注意が必要なのが「ウメへの影響」だといいます。
県農林水産部の大石秀昭部長は「若狭はウメの一大産地で、何としても守らなければならない。そのために初期対応が極めて重要」と強調しました。
会議では、24日から2週間をかけて若狭町を中心とした産地すべてのウメの木を調査することを決めました。
若狭町のウメ農家は「何年か前から“そろそろ来るのでは”と思っていたが、とうとう来た。全国的に被害が報道されていて、すごく心配している。防除の方法あれば早めに周知してほしい」と不安を抱えます。
県農林水産課・流通販売課の山際翔課長は「これまでは農作物に対してここまで直接的な被害を及ぼすものはあまりなかった。今回の害虫は、正にこれまでなかったタイプ」として危機感を強めています。
県は拡大を食い止めるため、特設サイトを設け、県民に発見した際の報告や注意を呼び掛けています。
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