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成人の約10~20%が発症する「逆流性食道炎」 食べ過ぎや早食いはリスクに みぞおちの痛み、“口の中が酸っぱい”は要注意

2026.09.07 20:24

美味しいものの誘惑が多い時期“食欲の秋”。大切なのは「食べ過ぎ・早食いの防止」です。食べ過ぎや加齢などが原因で誰もが発症する可能性がある「逆流性食道炎」について、その症状や予防法を専門医に聞きました。

 

逆流性食道炎とは、胃酸や胃の内容物が胃から食道の方に逆流し、食道の粘膜が傷付いて炎症が起きる病気で、胃や食道の病気の中で最も患者数が多いとも言われています。
  
吉田医院の副院長で消化器内科が専門の沖野真理子医師は病気の特徴について「胃と食道の間にある下部食道括約筋は、食べ物を通過させたり逆流を防止する複雑な役割をしているが、その筋肉が緩むのが原因」と説明します。
   
食道と胃の境目にある下部食道括約筋の力が弱まることで、胃の内容物が食道へとひっきりなしに逆流し、症状を引き起こすのです。成人の約10~20%が発症する病気ですが、下部食道括約筋は加齢とともに緩むといわれているため、特に高齢者に多い病気です。

 

症状について沖野医師は「重症になると血を吐くことがある。その前段階としては胸やけ、内容物が胃から上がってくる感じや、ゲップなど」があるという。他にも、みぞおちの痛み、咳、口の中が酸っぱくなるといった症状があります。
   
発症して内容物が逆流してきた場合は、そのまま吐き出しうがいをして胃酸を流すことを勧めています。
  
では、予防法は―
 
▼脂っこい食事や喫煙は下部食道括約筋の力を緩めてしまうため控える。
▼前かがみの姿勢は胃が圧迫され、胃酸などが上がりやすくなるため正しい姿勢をとる。
▼夜寝るときに上がる感じのある人は、夕食後2~3時間あけてから寝る。(頭を高くして寝るのも効果的)

 

“食欲の秋”は美味しいものが多くなる時期ですが、一番大切な予防法は「食べ過ぎ・早食いを防ぐこと。美味しいものを適度な量を食べるのが良い結果へとつながる」と沖野医師。
  
逆流性食道炎は繰り返す病気です。食道の粘膜は胃酸に弱く、胃酸にさらされると炎症を起こしやすくなり、放置しておくとがんにつながる可能性もあるといいます。
  
ただ、逆流性食道炎は特定の胃薬で90パーセントは治る病気でもあるため、胃酸が逆流したり胸やけが続く場合は一度、病院を受診しましょう。

 

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