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「早く何とかしてあげたい」大規模冠水の坂井市で相次ぐ水没車の修理 市内でレンタカーの無償貸し出しも始まる
8月末の記録的大雨により大規模な浸水被害に見舞われた福井県坂井市では、車が水没や故障したという被災者が数多くいます。坂井市にある自動車を整備・販売する会社では連日、水没した車の修理に追われています。また、無償でレンタカーを貸し出す動きも始まりました。
坂井市丸岡町で自動車の整備・販売を手掛ける松本自動車販売には連日、水没した車の実態を把握しようと保険会社のスタッフが訪れています。
駐車場にずらりと並べられているのは、すべて今回の大雨で水没した車です。これまでに約30台の乗用車が運ばれてきました。
松本自動車販売・松本太代表取締役:
「8月30日の雨の後から車の引き上げが続いている。まだ冠水に気付かずに乗っている人もいて、車内の匂いが嫌で来る人もいる」
持ち込まれた30台のほとんどが壊れて修理ができない「全損車」です。工場には4人の車体整備士がいて、連日、1人が1台程度、直る見込みのある車を修理しています。
土がかぶった車内の配線は全部交換になるため、部品を全て外して水で洗い、室内をきれいにする必要があります。また、車体カーペットやリチウム電池など、車に必要な部品が届くまでには半月ほどかかるといいます。
作業スペースには、他にもシートをはがした状態の車が置いてあり、なかなか作業は進みません。
整備士の前川和輝さんは「(作業を終えるまでには)あと2週間はかかるかと…まだ終わらない」と話します。
松本代表は「そもそも人手の少ない業界。お客さんに迷惑がかかってしまう」と苦しい胸の内を語ります。
持ち込まれる車のピークは越えたものの、水没車の修理は当分続きます。
また、こちらの会社では修理の期間中に使ってもらうレンタカーも手配していますが―
「レンタカーの台数にも限りがあって、いまも代車なしで生活している人もいて早く何とかしてあげたい」福井では日常生活の移動手段として車が欠かすことができないだけに、松本さんは頭を悩ませていました。
一方、坂井市では新たな取り組みがスタートします。日本カーシェアリング協会が市と協力し、車が浸水被害に遭った住民に無償でレンタカーを提供することになり、10日から受け付けが始まりました。
最初は5台からスタートし、必要に応じて車両を増やす予定です。完全予約制で、電話とウェブで申し込みができ、受け付け順に11月いっぱいまで貸し出す予定です。
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