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「応援を力にできた」デフリンピック・バスケ女子日本代表の丸山香織選手が地元に凱旋 鯖江市からスポーツ栄誉賞 県栄誉賞も決定
11月に東京で行われたデフリンピックで、女子バスケットボール日本代表が初の金メダルを獲得。そのメンバーとして活躍した鯖江市出身の丸山香織選手が17日、地元の鯖江市に金メダル獲得を報告しました。市からは丸山選手にスポーツ栄誉賞が贈られました。
鯖江市役所では17日、市職員らが手話の拍手で丸山選手を出迎えました。
11月に行われた女子バスケットボール決勝で、アメリカとの頂上決戦に挑んだ日本。丸山選手はスリーポイントを決めるなど活躍を見せ、65-64の接戦を制して初の金メダルを手にしました。
鯖江市の佐々木勝久市長は「市民に勇気と感動を与えてくれた」と活躍を称えるとともに「本日は丸山選手の誕生日。こんな素晴らしい日に皆さんと祝えるのはこの上ない喜び」と伝えました。
17日は、丸山選手の27歳の誕生日。この記念すべき日に、鯖江市からはスポーツ栄誉賞が贈られました。
幼少期から聴覚に障害があった丸山選手は、東陽中学でバスケットボールと出会い、足羽高校時代にはインターハイや国体にも出場しました。
デフリンピックを振り返り丸山選手は「本当に応援に来てもらえるのか不安があったが、実際に福井から来てもらって、応援の力もプレーに表わすことができた」と感謝の気持ちを述べるとともに「4年後にギリシャで開催されるデフリンピックに向けて頑張っていきたい」と今後の目標を語りました。
聴覚に障害のある子供たちに夢を届けたいと、これまで中学校や高校で講演を続けていた丸山選手は、今後は行政や企業などへも活動の場を広げ、聴覚障がいへの理解を深めていきたいと抱負を語りました。
また、県は17日、丸山選手に県栄誉賞を贈ることを発表しました。贈呈の時期については未定としています。
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