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「虚心坦懐に臨む」と言い残し議場へ…セクハラ疑惑で辞意の福井県知事 最後の議会で県政重要課題には一切言及せず 「4日に退職」と自ら説明
福井県の杉本知事が複数の県職員にセクハラに当たるテキストメッセージを送っていたとされる問題で、杉本知事は1日、県議会に対し12月4日付けで辞職する意向を伝えました。また杉本知事は、1日に開会した12月定例県議会に出席し一連の問題を陳謝しましたが、県政の重要課題には一切、言及しない異例の議会となりました。
12月定例県議会の開会に合わせて開かれた議員全員が出席する協議会で、杉本知事は自らの口で「あさって3日、議長宛てに12月4日をもって退職したい旨の届けを提出する」と辞職のスケジュールを説明しました。
杉本知事は地方自治法の手続きに則り、3日に県議会議長に申し立てを行い、翌4日の本会議で議会の同意が得られれば辞職することになります。
複数の県職員にセクハラに当たるテキストメッセージを送っていた責任を取り、既に辞職の意向を表明していた杉本知事。議員から次の知事選挙に出直し出馬する気持ちはあるかを問われると「今は考えていない」と答えました。
自身、最後となる県議会の提案理由説明に向かう杉本知事にマイクを向けると「虚心坦懐に臨む」と一言を残し、議場へと向かいました。
傍聴した人は―
「セクハラ問題について知事がどう説明するかを聞きに来た」
「(能登の羽咋出身で)知事にこれまでの能登半島地震への対応についてお礼を言いに来た」
議場に立った杉本知事は「職員を深く傷つけてしまったことについて極めて重く責任を感じています。新たな体制に引き継ぐことが、県政への影響を最小限に抑える方法と考え、知事の職を辞することを決意し、近日中に退職の申し出をさせていただくこととしました」と自身の辞意について説明。
県議会冒頭の知事提案理由には県政の大きな方針や重要課題が盛り込まれますが、杉本知事にとって最後の提案理由は、自身のセクハラ問題への謝罪や対応がほとんどを占める異例の内容となりました。
議会終了後、県議会の宮本議長は「重要な時期にあるが、本人の(これ以上は県政に)関わってはいけないという気持ちだと思うので、それは一定の理解をしているところ。議会として知事がいなきゃ議論にならないのかというとそうではないし、粛々と冷静に地に足をつけてしっかりと審議していく」としました。
知事の辞職後は中村保博副知事が職務代理者となり、23日まで12月定例県議会が行われます。
一方、知事選挙は1月8日告示、25日投開票の日程で調整が進められています。
◆福井市議会の主要4会派が会合
一方、福井市議会では主要な4つの会派の議員らが非公開で会合を開き、知事選に向けた対応を協議しました。
6年前に杉本知事が初当選した際には、福井市議会をはじめ県内の市議会や町議会の超党派の議員が杉本知事を支援する組織「新しい風ふくい」を立ち上げた経緯があります。
1日は、複数の名前が上がったものの具体的な候補者を絞る段階ではなかったようです。
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