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【大雨被害まとめ】住宅の浸水被害は坂井と勝山に集中…福井県内で97軒 けが人2人 ライフラインは影響なし 災害対策本部が被害状況を発表
福井県災害対策本部は、31日午前10時時点の被害状況を発表しました。8月29日夜から30日昼前にかけての大雨により、県内各地で浸水被害が相次ぎ、住宅の床上・床下浸水は97棟(床上14棟、床下83棟)に上っています。
◆勝山市下荒井で8月の月平均降水量の約2倍
人的被害は軽傷が2人で、死者・重傷者は報告されていません。坂井市では30代女性が冠水した水路で足首を負傷し、大野市では80代男性が雨の状況を確認しようとして転倒し顔面を負傷しました。
坂井市春江、福井、福井市美山、勝山、大野の5地点で24時間降水量が観測史上最大を記録しました。
勝山市下荒井では30日正午までの24時間雨量が374.0mmに達し、8月の月平均降水量の約2倍に相当する記録的な大雨となりました。
◆坂井市や勝山市を中心に97軒の住宅被害
住宅被害は、勝山市と坂井市に集中しています。勝山市では床上浸水5棟・床下浸水が7棟、坂井市では床上浸水9棟・床下浸水57棟、大野市では床下浸水8棟、鯖江市では床下浸水3棟、永平寺町では床下浸水8棟が確認されています。
坂井市では国神神社を中心とした半径500メートルの範囲で広く冠水。永平寺町でも吉野・上志比・永平寺の各地区で計8棟の床下浸水が確認されました。
住宅以外でも、福井市ではみどり図書館や水仙ドーム、こども園などで浸水が確認されています。
◆道路、公共交通機関への影響
道路は高速道路や国道、県道など37路線55カ所で一時規制が実施されましたが、8月31日午前10時時点では37カ所が解除されています。
国道158号(福井市計石-大野市犬山)では土砂崩れによりトンネルの擁壁や照明柱が破損し、全面通行止めが続いています。
国道364号(坂井市丸岡町)では道路陥没が発生しました。
公共交通機関では、JR越美北線が被害状況確認中のため運転を取りやめていて、運転再開の目途は立っていません。
えちぜん鉄道の勝山永平寺線は復旧作業が続いていて、福井-永平寺口間での折り返し運転とし、永平寺口-勝山間はバスによる代行輸送が行われています。
京福バスは一部の路線で運休、または迂回運行を実施しています。9月1日以降も道路状況により運休や運行遅れの可能性があるとしています。
◆農業、インフラへの影響
避難所については、最大592名が避難しましたが、8月31日午前10時時点ではすべての避難所が閉鎖されており、31日現在、避難者はいません。
農業分野でも被害が確認されています。大野市・勝山市の酪農家では道路状況の影響で集乳ができず、一部廃棄となる可能性が生じています。
また、水田への冠水や土砂流入の被害が坂井市、あわら市、福井市、大野市、勝山市、永平寺町などで確認されており、被害の規模や被害額については現在も調査中です。
電気・ガス・水道・通信といったライフラインについては、8月31日午前10時時点で県内全域で異常は報告されていません。
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