ニュース
県内のニュース
【福井県知事選挙】全国最多の原発が立地 使用済み核燃料の県外搬出や貯蔵施設の設置…各候補はどう対応する?
25日に投開票の福井県知事選挙の3人の候補者に、主な県政課題への対応や政策を聞くシリーズ、今回は原子力政策です。国内最多の原発を抱える福井県は、常に問題の矢面に立ち、真っ先に判断を迫られてきました。県と関わりの深い原子力政策について聞きました。
原子力政策での喫緊の課題は、原発から出る使用済み核燃料の県外搬出です。関西電力は県内で原発7基を稼働し、使用済み核燃料は2025年末時点で約3980トンと、発電所の敷地内に保管できる容量の約9割に達しています。このままでは数年以内に原発を稼働できなくなる恐れがあります。
搬出先となる青森県六ケ所村の再処理工場は来年度に完成する予定ですが、これまでに完成が27回延期され、計画通り進むかは不透明です。
今後、県のトップとして、搬出を前提とする新たな貯蔵施設「乾式貯蔵施設」設置についての事前了解や原発の新増設などに直面します。
山積する課題についてどう考えるのか各候補者に聞きました。
◆山田候補「これまでの政策を継続」

山田候補は、安全確保や立地地域の理解や同意、地域の恒久的福祉などこれまでの県の考えを引き継ぐとしています。
山田候補:
「一般論で言えば、国のエネルギー政策に協力してきた本県の立場、立地地域の思いを前提に、安全・地元理解・地域振興、この三点をしっかりと踏まえて、国や事業者に向き合うことがベースになる」
また、一つ一つの事案には担当部署に現状を確認したうえで、慎重に判断していく姿勢を示しました。
山田候補:
「例えばロードマップが実行されるかなどは、改めて自ら確認したうえで判断していく。リプレースはまだ判断する状況ではないのかなという気がする」
◆金元候補「再生可能エネルギーへの転換」

金元候補は原発の稼働をやめ、新たな原発や貯蔵施設も建設しないとしています。
金元候補:
「今のところは大地震にあってないが今後のことは分からない。私はもう原発は辞めるということを宣言したい」
さらに、再生可能エネルギーへの転換に意欲を見せています。
金元候補:
「風力、地熱、波の力、太陽光、と燃料代ゼロのエネルギーがある。初期投資はかかるかもしれないが、順調に動いていけば必ず原発や石炭火力より燃料代も安くなるし、雇用も増える。それが私は福井県の将来にとってすごくいい選択になると思っている」
◆石田候補「国からの十分な説明を要請」

石田候補は、国のエネルギー需要に言及しつつ、原発のある市町に国からの十分な説明が必要と考えています。
石田候補:
「今後ますます高まっていくエネルギー需要。(原発のある)市町の理解を得たうえで国家のエネルギー政策を考えてもらうことを県のトップとして要請していく」
また、新たな貯蔵施設の設置については判断はまだできないととしつつ、地域への十分な説明が必要であると述べました。
石田候補:
「県内の発電所内における(使用済み核燃料の)保管は一時的なものと理解している。国や事業者に対して地元の理解と信頼を進めながら行ってほしいと強く求める」
一緒に読まれている記事
-
【福井県知事選挙】8ルート案再検証にどう対応? 北陸新幹線延伸をめぐる各候補の政策
-
知事選の期日前投票は7万人、有権者の1割 去年参院選の8割に留まる 「大雪に備えて積極的な利用を」福井県選管
-
前知事のセクハラ問題で信用失墜 「県政への信頼回復」どうする? 福井県知事選・候補者3人の政策
-
福井県議補欠選挙に元職1人、新人5人の6人が立候補 福井市選挙区 知事選と同日、1月25日投開票
-
福井県知事選挙の期日前投票、5日間で1万9676人 去年の参院選の6割に留まる 県議補欠選挙を控える福井市で鈍いペース
-
福井県知事選挙、あなたの争点は? 前知事の衝撃的なセクハラ実態「組織そのものに不信が…」投票行動に影響は―
-
【福井県知事選挙】期日前投票始まる 入場券なしでも身分証提示で投票可 市役所、公民館、SCなど県内60カ所で24日まで
-
【福井県知事選挙】“セクハラ問題”にどう向き合う 候補者3人の第一声からひも解く“最も訴えたい事”
-
【福井県知事選挙】三つどもえの選挙戦スタート 山田賢一氏(67)、金元幸枝氏(67)、石田嵩人氏(35)が第一声 1月25日投開票
-
前職の辞職に伴う福井県知事選挙が告示 新人3人が立候補し舌戦スタート 1月25日投開票
- 広告


