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きょう「中秋の名月」 松尾芭蕉も愛でた福井の月の名所から生中継 体に優しい“お月見スイーツ”も

2026.09.25 18:55

きょうは「中秋の名月」。実は、福井県は古くから月との縁が深く「名月県」とも言われます。福井市の「おさごえ民家園」では月を愛でるお月見の催しが行われています。福山千奈アナウンサーが中継でお伝えします。
 
※詳細は動画をご覧ください※
 
【概要】
福井市月見の「おさごえ民家園」から生中継。福井市内では雲の合間に時折美しい月を見ることができました。園内にはススキやお団子、竹あかりといった風情ある「お月見飾り」が装飾されている。この催しは10年以上続けられている。
 
日本のお月見の文化は奈良時代に中国から伝わったとされる。旧暦8月15日に月を愛でて幸せを祝う「中秋節」に由来し、かつて貴族たちが月を見ながら和歌を詠んだり音楽を聴いたりした風流な行事が、農民たちに広がり、作物の収穫に感謝して野菜や果物を飾る今の形につながったと考えられている。
  
福井市立郷土歴史博物館の松村知也副館長によると、特に江戸時代までは月がカレンダーの役割を果たしていたため、人々の生活と深く結びついていた。

福井と月の関係も深く、幕末の福井藩主、松平春嶽も自身の住まいで奥方とお月見をしたという記録が残されている。
  
また、江戸時代の俳人・松尾芭蕉も福井の月に魅了され、「おさごえ民家園」近くの福井市花堂にある「玉江二の橋」の側には、芭蕉の句碑がある。平安時代より月の名所として知られ、芭蕉が訪れた300年余り前のちょうど今頃の時期に「月見せよ玉枝の蘆をからぬ先」という句を詠んだ。美しい月を見るために、葦が刈り取られてしまわないうちに早く月を楽しもうと呼びかけた句。あの芭蕉も認めた月の名所にちなみ、玉江に近いこの地を「月見」としたといういわれがある。
 
さらに、県内からは全国の名月鑑賞スポット「日本百名月」に敦賀市の気比神宮と坂井市の県総合グリーンセンターの2カ所が選ばれている。このうち気比神宮も、芭蕉が「中秋の名月」に訪れて句を詠んだ名所。
   
名月鑑賞をさらに彩るスイーツを紹介。鯖江市にある「野尻ケイク」では期間限定でお月見にぴったりの生大福を販売している。「有機くるみホイップ」と「本醸造みたらし」の2種類。「おいしくて、体に無理をかけない」をコンセプトに、ビタミンやミネラル豊富なオーガニックナッツをしぼった自家製クリームが使われていて、甘さ控えめで上品な味わいが特徴。
   
福井市内では雲の合間に月を見ることが来ましたが、たとえ他の場所で見えなくても、芭蕉の句のように雲の向こうにある名月に思いをはせ、夜空を見上げてみるのも乙なものではないでしょうか。

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