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今季の台風…“すぐに接近”し被害が長引く恐れ 発生が日本付近で動きが遅い傾向に 【福井発】
先日、アメリカ・テキサス州では、台風ではないものの低気圧の影響で大規模な洪水が発生し、100人以上が死亡しました。北陸地方は、まだ梅雨明けしていませんが、台風シーズンに向けて注意が必要です。今シーズンの台風の傾向について村田気象予報士が解説します。
◆日本近海で台風が発生する傾向

今年の台風は、「日本の近くで発生する」傾向があります。台風の発生場所が日本に近いということは、発生から接近までの期間が短いということですね。
インド洋から大陸に向かっ吹くモンスーンという季節風は、ヒマラヤ山脈にぶつかると、向きを東に変えてフィリピン近海へと流れて行きます。一方、熱帯の南の海上には偏東風といって東から吹く風が存在します。
こうしてモンスーンと偏東風がぶつかる所では半時計周りの渦が発生し、台風が発生するのです。今年は、この風のぶつかる場所が例年よりも北の位置にあります。
なぜ、2つの風が例年よりも北にあるのか…
モンスーンは南の海面水温や上空の風の流れとの関係など複雑な要因があり、解明されていないこともあるのです。一つ言えるのは、モンスーンの活動が活発になると北に流れる傾向があり、今年がまさにその状況です。
また、偏東風は南にある高気圧と関係があり、高気圧の張り出しの位置から、今年は例年より北にあることが分かります。
◆台風の動きが“遅い”傾向

台風は、日本列島に近づくと上空の偏西風に乗って北上するのですが、今年は例年に比べて偏西風が北の位置にあるため、台風が偏西風に乗れず、日本付近で動きが遅くなる傾向があります。
つまり、台風の影響が長引くということです。

9日の気象衛星ひまわりの画像をみると、沖縄の南の海上にまとまった雲の塊があります。これは台風の卵です。
日本の南東にも、渦を巻く雲があります。来週、再来週にかけて、熱帯低気圧、台風が次々と発生するかもしれません。発生すると、短い期間で日本に接近するかもしれませんので注意が必要です。
早めの対策が取れるようにしておきましょう。
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