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無所属で“みそぎ選挙”の高木毅氏に元職2人と新人2人が挑む「福井2区」 候補予定5人の訴えは―
衆議院が解散され、事実上の選挙戦に突入しました。福井県内では過去最多の10人が立候補に向けて名乗りをあげ、臨戦態勢に入っています。丹南地区と嶺南を中心とする福井2区では、11日までに5人が立候補を表明しています。
政治資金の不記載問題に絡み、自民党から公認されず無所属で出馬する高木毅氏(68)。立憲民主党の新人・辻英之氏(54)、共産党の新人・小柳茂臣氏(70)、日本維新の会の元職・斉木武志氏(50)、自民党の元衆院議員で無所属で出馬する山本拓氏(72)です。
福井2区の情勢をまとめました。
<高木毅氏>
自民党旧安倍派の裏金事件で、旧安倍派の事務総長だった高木毅氏は自身も政治資金収支報告書に1000万円余りの不記載があり、党員資格停止6カ月の処分を受けました。
高木氏は党員資格停止中も集会があれば頻繁に顔を出し、実績のアピールに躍起でした。
「私も政治家のはしくれ。常に心がけている一番大事なことは情熱」と高木氏。10月4日に党員に復帰すると、その日のうちに福井2区の選挙区支部長にも就任しました。
解散総選挙が近づく中、党本部もいわゆる裏金事件に関連した議員を原則公認するのでは、といった観測が広がりました。
それが一転、石破首相は「選挙における非公認よりも重い処分を受けたものについては非公認とする」と表明し、非公認の基準に高木氏が該当したのです。
総理会見の同日、公認を協議する県連の会議は中断、県連の山崎会長は「東京で相談して決める」とし、結局、県連も結論を出せず事実上、党本部の決定に従う形となりました。
今回、初めて無所属での戦いを強いられることになった高木氏は、11日に事務所を開きました。
<辻英之氏>
政権交代を掲げる野党第一党の立憲民主党が擁立したのは新人の辻英之氏です。辻氏は元衆議院議員の辻一彦氏を父に、元県議会議員で3年前に亡くなった一憲氏を兄に持ちます。
しかし、本人は大学教授や子ども向けに自然体験を行うNPO法人を運営するなど、政治とは距離を置いてきました。教育者として30年過ごした辻氏を、政治の道へと突き動かしたのは自民党の「裏金事件」でした。「より弱い人々が犠牲になり、より強い人が私腹を肥す。こんな社会あっていいのか、こんな政治やってていいのか、そんな思いが強くなった」と語ります。
自身を「庶民」と言い切る辻氏。燃費が良く経費も少なく済むと、軽自動車を相棒に、知名度アップのために選挙区内で辻立ちを繰り返しています。「この腐り切った政治勢力がはびこる福井の地に、もう一度希望の持てる民主勢力、新しい勢力を根付かせてください」と訴えます。
10月4日には最大の支持基盤である連合福井の推薦も獲得し、自民党批判の受け皿となれるのか注目されます。
<斉木武志氏>
打倒・自民党を目指して日本維新の会から出馬する元職で県議会議員の斉木武志氏。野党再編に押される形でいくつかの政党をわたり歩いてきた斉木氏は、2年前の参議院選挙では約12万票を獲得し、自民党現職の山崎正昭氏を相手に善戦を見せました。
県議会議員では、国の予算獲得に限界を感じたとして、3期目の衆院議員を目指します。今回選んだのは「日本維新の会」ですが、国政のたびに主張してきた野党共闘で、自民王国・福井での議席奪還を目標にします。
そのほか福井2区には、共産党の新人小柳茂臣氏も出馬を表明しています。
そして11日、会見に登場したのが元衆議院議員の山本拓氏です。5人目の候補予定者として正式に出馬を表明しました。衆議院を8期務めた山本氏。県内の小選挙区の定数が「3」から「2」へと削減された影響で比例代表に回り、3年前の衆院選で惜しくも敗れました。
自民党総裁選で決選投票まで残った高市早苗氏の夫でもある山本氏。高木氏が無所属での出馬となる中「保守票の受け皿になる」と話します。
衆議院選挙は15日公示、27日投開票です。
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