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石田嵩人知事が就任会見 県政重要課題へのスタンス表明 選挙期間中の“移民問題”への発言には具体的な説明なく「これからも議論」
25日の福井県知事選挙で初当選した石田嵩人新知事が29日、初登庁し「粘り強く諦めず県政を前に進める」と決意を示しました。
初の会見では慎重な言葉選びに終始し、具体的な政策や見解は明らかにはなりませんでした。
若さと刷新を選んだ県民。経験と実績がない中、福井県政を担う石田新知事は政策への深い理解が求められます。
29日午前9時過ぎ。
福井県庁の玄関ホールで多くの職員が拍手で迎える中、石田嵩人知事(35)が初登庁しました。
セクハラ問題による前知事の辞職に伴う知事選で初当選を果たしてから3日。少し緊張した様子でしたが、職員から花束を受け取ると笑みがこぼれました。
石田知事は集まった職員に「粘り強く、諦めない気持ちで皆さんと一緒に県政を着実に前に進めていきたい」と述べました。
この後、知事室に入った石田知事は、椅子に座りながら責任の重さを実感していました。
◆北陸新幹線、原発、アリーナ…県政重要課題へのスタンス
この後、石田知事は就任会見に臨み、県政の重要課題に対するスタンスを表明しました。
石田知事:
「先人の皆様が築いてきた暮らしや商い、ものづくり、地域で綿々と積み重ねてこられた知恵や営みを次の世代へしっかりと引き継ぐことに全力を注いぎたい」
北陸新幹線の延伸問題については「小浜京都ルートによる1日も早い全線開業、全線開通が重要。沿線知事や経済界、そして関係国会議員に働きかけ、関係を構築しながら京都・京都ルートの早期整備に尽力していく」としました。
原子力については、安全確保と地域振興を前提に課題に対応するとし、福井市の中心部で進む「福井アリーナ」の建設計画については「国の交付金を活用しながら推進する」と述べました。
また、前知事のセクハラ問題を受け、都道府県では初めてとなる特別職を含む全職員を対象にしたハラスメントに関する防止条例を2月県議会で提出する意向も示しました。
◆移民問題には言及せず
ただ、石田知事と記者との間で緊迫したやり取りもありました。その一つが、知事が選挙期間中に投稿したSNS問題です。知事は、「日本は単一民族国家」で無秩序な移民政策に反対との意見を表明し、後日、発言を訂正する事態となりました。
会見であいまいな答えを繰り返す知事に、記者は「参政党の応援を得るのが目的だったのではないか」などと詰め寄りました。
記者:
「参政党の神谷代表と一緒に演説した場でも言及していたので、当然、公約として述べた事であり、ただ反対意見がもあるので、そこは県知事として県民の声をもう一度聞きながら慎重に進めていくと、そういうことでよろしいですか」
石田知事:
「いえ、そうではなくてですね、そこはこれからも議論してまいりたいと思っております」
記者:
「公約じゃないなら有権者を欺いたことになるんですよ」
就任会見では、県の政策や方針についても石田知事が自分の言葉で具体的に語ることはほとんどなく、記者の質問に対して理解不足や慎重な言葉選びが目立ち、不安なスタートとなりました。
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