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秋篠宮家に福井市特産「金福・銀福すいか」献上へ 全日本愛瓢会の全国大会でご来県がきっかけに 2026年6月以降に毎年【福井】
福井特産で贈答品としても人気の「金福すいか」と「銀福すいか」が、秋篠宮家に献上されることになりました。きっかけは、6月に秋篠宮さまが福井市に来られたことでした。
糖度は13度以上、金と銀で“縁起よし”ペアのスイカ

黄金色に輝く表面と赤い果肉が特徴の「金福すいか」は、福井市園芸センターが2000年に開発した特産のスイカです。シャリシャリとしたみずみずしい食感に加え、通常の大玉スイカを上回る糖度13度以上のまろやかな甘味が特徴です。
そして、2007年にはペアとして黄色い果肉の「銀福すいか」が誕生しました。
金・銀と名前が付く、何とも縁起の良い福井市特産のスイカが、2026年から皇室献上品の仲間入りをします。
全日本愛瓢会全国大会でのご来福がきっかけに

ご縁は、6月12日から2日間にわたり福井市内で開かれた全日本愛瓢会の全国大会でした。名誉総裁の秋篠宮殿下が来福された際に催された昼食会で、宮殿下が金福すいかを召し上がったことが縁で、2026年以降、秋篠宮家に献上することになりました。
昼食会に同席した西行市長も「昼食の際、私も同席させて頂き、殿下に市園芸センターで誕生した金福すいかについて説明申し上げ、賞味いただいた。これを踏まえて秋篠宮家に金福・銀福すいかを献上させていただけることは大変誇らしくもあり、嬉しく思っている」と、市議会で喜びを語りました。
福井市からはトマト「越のルビー」以来の献上

生産者にとっても励みとなる皇室への献上。時期は毎年6月中旬を予定しています。
福井市によると、いつ献上したか年代については分からないものの、単独で皇室に特産品を献上するのは「越のルビー」以来ということです。
金福すいか、銀福すいかは現在、生産者は28人ですが、開発した市園芸センターでは「これを機に『福井市でも農業ができる』と希望を持つ生産者が増えると良い」と話しています。
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