負債は5億1200万円　昭和36年創業の繊維機械メーカーに破産手続き開始決定　繊維市況の低迷で需要減少　福井・永平寺町｜ニュース｜福井テレビ

永平寺町東古市の繊維機械メーカー「半田製作所」が福井地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債総額は約5億1200万円です。
　
民間の調査会社・帝国データバンク福井支店によりますと、1956年（昭和36年）創業の同社は繊維機械の製造や修理を手掛け、1996年1月期には3億2000万円の売り上げを計上していました。
　　
しかし、繊維市況の低迷に伴う需要の減少で近年は修理業が主となり、赤字決算が続いて債務超過に陥りました。
　　　　
2024年1月期には売り上げが400万円にとどまり、債務の返済が進まない中で経営者の死去も重なり、先行きが見通せないことから今回の措置となりました。
　　
負債は債権者約10人に対し約5億1200万円です。