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400年以上の歴史持つ古刹の本堂が全焼 浄土真宗・本願寺派「本専寺」 30代の僧侶が軽いけが【福井・坂井市】
21日午前、坂井市丸岡町の寺で本堂を全焼する火事がありました。この火事で30代の僧侶の男性が軽いけがをしました。
火事があったのは坂井市丸岡町山竹田の「本専寺」です。
午前10時34分ごろ、寺に勤める住職から「本堂から燃えて庫裏(くり)の方に延焼しそうだ。逃げ遅れはない」と119番通報がありました。
消防車9台が出動したほか、山への延焼を防ぐため県の防災ヘリ1台が近くの山に散水しました。
現場近くにいた人は「サイレンが5回ほど鳴って、お寺さんの鐘が鳴って、何事が起きてるんかなと思って…僕たちも小さい頃からお世話になったので残念です」などと話していました。
火は約2時間20分後に鎮圧されましたが、寺の本堂と住宅部分合わせて1500平方メートルを全焼しました。近隣の住宅や山への延焼はありませんでした。
この火事で、本専寺の住職ら3人の住人にけがはありませんでしたが、通報者で寺に勤める30代の僧侶の男性が軽いけがをしたということです。
坂井市文化課によりますと、本専寺は浄土真宗本願寺派で、1602年に「本専寺」の寺号を与えられて以来、400年以上の歴史が続いています。
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