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98歳で“ホールインワン” 仲間とのグランドゴルフが元気の源 作った野菜を料理して…食べた分は体を動かす 輝く高齢者に密着
敬老の日に合わせ、年齢を重ねても元気に輝いている高齢者を紹介します。大野市の98歳の男性は、グラウンドゴルフに夢中。なんとホールインワンも!その元気の秘訣に迫ります。
力強いショットを見せているのは、林昭明さん98歳。大野市和泉地区のグラウンドゴルフ愛好会で、20年近くプレーを続けるベテランです。
グラウンドゴルフは、クラブでボールを打ちホールポストに入るまでの打数を競う高齢者を中心に人気のスポーツです。
水色でそろえた帽子、手袋、ボールでばっちり決めた林さん。グラウンドのコンディションを見定め、安定した姿勢でボールを打ちます。
「みんなと顔を合わせるのが楽しみだし、一つ一つ自分でこう打ったらここで止まるな、ということが楽しみでやっている」
平均年齢82歳の愛好会の中で、もちろん林さんが最高齢。ですが、丈夫な足腰は仲間にも負けていません。
林さんは、昭和3年1月に大野郡下穴馬村、現在の和泉地区に生まれました。豊かな自然の中でのびのびと育った林さんは、県立大野農林学校に進学します。
時は、太平洋戦争のさなか。学校教育も次第に軍国主義に染まっていきます。
「軍隊から教官が来とって、色々な訓練の指導を受けた。勉強も、もちろんせないかんねんけど、国の軍の教育を受けさせられた」
特攻隊に憧れ志願した友人たちは帰って来なかったそうです。
戦後は、電力会社に就職し、定年まで勤め上げた林さん。昭和38年と56年の豪雪の時は、各地で発生した断線を復旧するため雪の中を奔走しました。
そんな林さんの元気の秘訣の一つが、畑です。会社に勤めていた時も大好きな農業はずっと続けてきました。いまも子供や孫に食べさせたいと野菜作りに励んでいます。
「ネギが太くなって白根が多くなる」とくわを使ってネギの土寄せをします。
赤くなったピーマンは彩りに使うんだそう。こうした工夫も、林さんを元気にしているのかもしれません。
妻・と志子さんは今年6月、100歳で亡くなりました。
長年ほとんどの家事を1人でこなしています。自分の作った野菜に合わせて、色んな料理を作って食べ、健康に過ごしているという林さん。「ナスビの皮がいまの時期こわい(硬い)でしょ、それでこうやって皮をむいてね」
腹八分目と言いますが…「その間にお腹がすくやろ、だから間食が多い。これ、おいしいよ。(マシュマロ)知っとるんか。年寄りにはいいよ」
そして、食べた分は体を動かす。これも林さんのこだわりです。
週に1度は、和泉地区の仲間とグラウンドゴルフの練習を楽しんでいます。
「あー、惜しい」
次はどうでしょうか…(打って確認に行く林さん)「おーい、入った!」
林さん98歳、ホールインワンです!
「やったー!林さん、さすがやなー!」と仲間たちも祝福します。
「上手!すばらしいです」
「いつも見習っているが、見習えない」
「喜んでやっているというのが、成績の良し悪しよりもうれしい」
林さんにとって、仲間とのコミュニケーションが何よりの楽しみなのです。
「みんな良い人ばっかりで、お互い頑張れ!頑張れ!と拍手してやっている。もう少しで100に近くなったので、なんとかして100までは元気でいたい。若い人たちの力を借りて、楽しい仲間たちと100歳までプレーしたい!」
この熱い思いが、林さんの一番の健康長寿の秘訣です。
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