#11 国産「桐油」の復活を手助けせよ!|福井テレビ

番組情報

Fukuiクエスト 放送日
#11 国産「桐油」の復活を手助けせよ!
2025年06月28日(土)放送

今回は、かつて福井が日本一の生産量を誇った幻の天然油、「桐油(きりあぶら)」の復活に挑む、熱き“わがまちプレーヤー”「若狭コロビプロジェクト」を、やのぱん研究員が全力で応援しました。

そもそも桐油とは、福井で「コロビ」と呼ばれるアブラギリの実から搾られる油で、食用には向きませんが、耐水性や耐久性にも優れていることから工業用に使われてきました。
江戸時代には、小浜藩主の奨励によりアブラギリ栽培が広まり、明治期には福井県が全国断トツ1の生産量を誇っていました。

 

 

 

ところが、石油製品の台頭や安価な中国産油の流入により、昭和40年代を最後に国内生産はストップ–––
しかし、そのとき栽培されていたアブラギリの木々は、自然界で勢力を広げ続けていたのです。

 

 

 

 

 

小浜市・上根来の無住集落では、里山にアブラギリが大繁殖し、土砂災害のリスクが高まる“厄介者”となっていました。
その状況を打破する一つの策が、実は「桐油の国産復活」。
資源としてアブラギリを活用すれば、人の手が再び山に入り、放置された自然をコントロールできる–––そんな思いで立ち上がったのが、地域有志による「若狭コロビプロジェクト」だったのです。

 

 

今回、やのぱん研究員は、採油に必要な大量の「アブラギリの実」を手作業で集める現場にも参戦。番組スタッフも総動員し、タイムリミット1時間で、重量約1キログラムの油がとれるほどの実を集めることに成功しました。

 

 

 

 

さらに、地元・若狭東高校の地域研究部にも取材。採油や木材利用、堆肥づくりなどアブラギリを活用した新たな可能性を探る生徒たちは、「若狭コロビプロジェクト」の心強いパートナー。
そのコラボ活動は、なんと、若狭の桐油を「世界遺産・日光の社寺」の修復材に採用されるためのビッグプロジェクトへと展開し始めています!

 

 

 

番組ラストでは、「里山を宝に!!」という想いが込められたパワーボールが、ラボに新たに加わりました。

 

 

 

 

自然の脅威となっていたアブラギリを、再び地域のへ。
かつての名産「桐油」の復活は、未来の福井を変える一滴になるかもしれません。
FUKUIクエスト!」では、この取り組みを継続して追っていきます!

 

 

 

【お問い合わせ】

若狭コロビプロジェクト

https://www.facebook.com/profile.php?id=61577191359797

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