番組情報
- #16 十村駅に若い声を響かせたい 第2弾
- 2025年08月09日(土)放送
以前、調査した「十村駅に若い声を響かせたい」のクエストの続編です。
JR小浜線の十村駅(若狭町)は大正6年に立てられた小浜線最古の木造駅舎です。
開業以来、通勤客や通学客など大勢が利用してきた駅であり、多くの想い出が詰まった駅でもあります。
その十村駅が取り壊しの危機に直面した時、その保存活動に動いたのが、田中信一さん(一般社団法人とむら)ら地元の有志たちです。
募金や寄付などで資金を集め、駅舎を買い取り、駅舎にぽっぽ茶屋「ほっとむら」をオープンさせました。
ほっとむらは、オープン以来、お年寄りや小学生らの憩いの場としてにぎわいを見せていますが、田中さんにある想いがありました。
「高校生ら、若い声を十村駅に響かせたい」
田中さんたちにとって、十村駅は、学校や職場の行きかえりに使っただけでなく、友達と過ごした思い出の場所。今の高校生たちにも「ほっとむら」で楽しく過ごし、想い出を作ってもらいたいと思っていました。
この思いに、以前のクエストでは、美方高校1年R組に協力を依頼し、十村駅やほっとむらの現状を見てもらいました。実際に見たり、田中さんたちから聞いたことをもとに、どうしたら「ほっとむら」に行ってみたいと思えるようにできるか、様々なアイデアが飛び出しました。十村駅・ほっとむらの活性化について、1年R組は探究学習で継続的に取り組んでくれることになりました。
あれから数か月が経ち、生徒たちの探究学習は、どこまで進んでいるのでしょうか。
夏休みに入り、やのぱん研究員が美方高校を訪ねると、担任不在のため、急きょ授業を任されることに。
十村駅・ほっとむら活性化の探究は、分野別に「メニュー班」「広報班」「ハード面」「ソフト面」の4グループに分け、アイデアが練られていました。
メニュー班では、カフェらしいメニューがないので、フレンチトーストやメロンソーダ等をおいてはどうか検討されていました。
広報班は、InstagramなどSNSを活用した情報発信に加え、SNSを周知するポスターを作成。
その他の班でも、日記の表紙を電車風にして連結できるようにするとか、明るい花言葉に因んだ花を花壇に植えるとか、定期的にゲーム大会を開く、十村駅を舞台にした小説をつくるなどのアイデアが飛び出しました。
これらのアイデアを田中さんにプレゼンします。
各班の熱意がこもった提案に、田中さんは、ほおを緩め、何度もうなずきます。
中でも、メニュー班が提案した梅ジャムを添えたフレンチトーストには、興味津々で自家製梅ジャムを作って出してみたいとのこと。
最後には、田中さんから、「みんなのアイデアを実現できるように、出来るところから取り組んでいきたい」との感謝の言葉が。
プレゼン後、学校までの電車を待つ間、生徒たちは、早速、行動開始。
SNSに乗せる動画を撮影したり、SNSのポスターを店内に貼ったり。また、新しく加えたいメニューについてのアンケートも設置されました。
さらには、ほぼ乜ランティアに頼っていることをきいて、お小遣いの中から募金する生徒もいました。
過去の放送

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