番組情報
- #19 竹田に伝わる盆踊りを復活させよ!
- 2025年08月30日(土)放送
先祖の霊を供養するためにお盆の時期に行われる「盆踊り」。石川県との県境にほど近い、坂井市丸岡町竹田地区では、「竹田じょんころ」をはじめとする地域伝統の音頭を夜通し踊ることが、毎年の恒例行事となっていました。
しかし2018年を最後に、コロナ禍や悪天候の影響により、竹田地区の盆踊りは途絶えてしまったといいます。
その盆踊りを7年ぶりに復活させようと活動しているのが、今回の“わがまちプレーヤー”である京都府出身の大澤穂高さんです。
学生時代から竹田のまちづくりに関わってきたという大澤さんは、地元の人たちとの交流を通じて地域に愛着を感じ、就職を機に竹田地区へ移住しました。
そんな大澤さんが立ち上げたのが、「ポツンと100軒家」というグループ。竹田出身者や移住者などに声をかけ、地域の伝統である盆踊りの復活に向けて活動しています。
竹田に移住して以来、大澤さんは地域の若者同士の交流の少なさや、地域への無関心が課題だと感じていました。今回の盆踊り復活をきっかけに、盆踊りだけでなく他の地域行事にも若い世代が積極的に参加してくれることを期待しているといいます。
そんな「ポツンと100軒家」が企画した盆踊りの練習会に、福山研究員も参加。地域に伝わる「竹田じょんころ」を練習しました。後ろに下がりながら踊るのが特徴のこの音頭は、地域の人々にとってまさに「竹田を象徴する音頭」とされており、練習にも自然と熱が入っていました。
こうした練習会や会場の準備には、かつて盆踊りの運営を担っていた地元の人たちに協力を依頼。そのことにより、地域内で世代を超えた「縦のつながり」を生み出すことも、今回の活動の目的だと大澤さんは話します。
そして迎えた盆踊り当日。会場にはおよそ100人の参加者が集まり、提灯のあたたかな灯りに照らされながら、7年ぶりとなる盆踊りが開催されました。
参加者からは、「夏の恒例行事が帰ってきてうれしい」「盆踊りのおかげで、竹田に帰省した久しぶりの友人と会えた」といった声が多く寄せられ、大盛況の催しとなりました。
大澤さんが書いたパワーボールには、「盆踊りが100年先も続くようにがんばります」との言葉が。今回復活した盆踊りが、子どもや孫、さらにその先の世代へと受け継がれていくことを、大澤さんは願っています。
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