番組情報
- #21 石の精霊で農家を救え!
- 2025年09月13日(土)放送
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全国的に続く猛暑。福井では猛暑日が過去最多を記録するなど、暑さに頭を抱える人も多いのではないでしょうか。
この暑さ問題は、人間だけでなく農作物へも影響を与えているのです。
今回のわがまちプレーヤーは、出荷できなくなった廃棄野菜と石粉粘土を混ぜ合わせてかわいい雑貨「石の精霊」を作る“スールラテール”の近藤ひなたさんです。
近藤さんが、「石の精霊」を作り始めたきっかけは、仙台の大学在学時に出会った枝豆農家でした。朝どれ野菜を買いに行くと「ごめんね。9袋分販売する予定だった枝豆が収穫時には黒ずんでしまい、6袋分を捨てるしかなかった。」この言葉に衝撃を受けた近藤さんは、自身で「直売所を開きたい」という夢を抱きました。そして、「農家が丹精込めて育てた野菜を全て引き取り、そのまま販売出来ない規格外品は、愛でる物に変える、そんな農家も助かる直売所を開きたい」と思いを語ります。
石の精霊は壮大な夢の第一歩。
夢に向かって活動する近藤さんに悩みを聞くと「福井県の農家に知り合いがほとんどいない」「石の精霊のデザインを一新し、かわいくカラフルにしたい」と言います。
近藤さんの悩みを解決するため、やのぱん研究員は、「かわいい」のキーワードを頼りに、以前、訪ねた野村フラワーフラワーの野村さんを訪ねることに。野村さんは、花の生産・加工を手掛ける花農家です。
話を聞くと、「花にも規格外や廃棄してしまう廃棄花がある」とのこと。
「せっかく育てた花を廃棄せずに再利用してもらえるなら嬉しい」と石の精霊と廃棄花とのコラボを承諾してもらいます。
近藤さんと花畑を訪ね、廃棄花の摘み取り作業を開始。
近藤さんは、廃棄されてしまう花が思ったよりもキレイなことに驚きを隠せません。
今回は、マリーゴールド、センニチコウ、アマランサスの3種類の廃棄花を摘み取らせていただき、いよいよ石の精霊ならぬ「花の精霊」の製作に取り掛かります。
「花の精霊」の製作には、花びらはもちろん、茎や葉など余すことなく使用します。今回は、野村さんも一緒に精霊の形作りに挑戦。完成した花の精霊は、廃棄野菜を使用した石の精霊とは全く異なり、色鮮やかな仕上がりに。最後に近藤さんに思いを込めてもらったパワーボールには、「食べる人も 愛でる人も 農家さんも皆笑顔」の言葉が。
「野菜を食べる人や花を愛でる人、さらには、野菜や花を作る農家みんなが笑顔になるよう活動していきたい」と思いを新たにする近藤さん。わがまちレベルアップLABOは、これからの近藤さんの活躍を“精霊”と一緒に応援していきます!
過去の放送

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