#26 ふくいSDGsマップを作れ!|福井テレビ

番組情報

Fukuiクエスト 放送日
#26 ふくいSDGsマップを作れ!
2025年10月25日(土)放送

今回のクエスト「ふくいSDGsマップを作れ!」
環境問題や貧困など、世界で起こっている様々な問題を解決し、すべての人にとって、より良い世界を作るための17の目標である「SDGs」。
その達成に向けた様々な取り組みを調査。研究員が認めたわがまちプレーヤーを「ふくいSDGsマップ」に追加していき、「福井のSDGs活動を見える化しよう!」というのが今回のクエスト。

 

二手に分かれて調査に向かう研究員たち。福山研究員がやってきたのはあわら市の畑。ここでは耕作放棄地を活用したムラサキイモの栽培がおこなわれていました。畑を管理するわがまちプレーヤーの馬面佳和さんいわく、野菜や果物の栽培が盛んなあわら市ですが、近年後継者不足の問題から耕作放棄地が増え続けているのだとか。

 

 

そこで馬面さんは、使われなくなった畑を活用してムラサキイモを栽培。そのイモを、自身が営む和菓子店「馬面昭栄堂」のお菓子づくりにいかすことで、あわら市の“食”と“農”の両方を盛り上げようと活動しています。

 

 

 

ムラサキイモは栄養の少ない砂地での栽培に適していて、普段お店が忙しい馬面さんでも無理なく栽培できるそう。そんな思いが込められたムラサキイモをふんだんに使用したのが「羽二重ムラサキスイートポテト」。ムラサキイモの上品な甘さと羽二重餅のもちもち食感が絶妙に合わさり、まさに“SDGsな絶品スイーツとなっています。

 

 

そんな馬面さんのパワーボールには「あわら市の未来のためにムラサキイモ」の言葉が。今後も食と農で地元を盛り上げようとする馬面さんの挑戦は続きます。

 

 

 

 

続いてやのぱん研究員が向かったのは「越前和紙」の産地である越前市今立地区。ここで和紙工房を構える「五十嵐製紙」では、ある変わった紙づくりがおこなわれているといいます。それが「捨てられる食材」を素材とした紙づくりです。

 

 

 

「フードペーパー」と名付けられたこの紙は、和紙職人・五十嵐匡美さんが受け継いだ伝統的な技法によって作られています。五十嵐さんがフードペーパーをはじめた背景には、和紙産業が直面する「原材料不足」があるといいます。実は、楮や三椏など伝統的な和紙の原材料はいま、温暖化などの影響で収穫量が激減。このままでは和紙作りそのものが立ち行かなくなってしまうそう。そこで五十嵐さんは従来の原材料に代わる新しい素材で紙を作ることで、産地を救うきっかけとしたいと話します。このアイデアのもととなったのは、実は五十嵐さんの息子の「身近にあるもので紙が漉けるか」を試した自由研究だそうで、産地存続の危機に家族が一丸となって取り組んだ成果が「フードペーパー」だといいます。

 

そんな五十嵐さんがパワーボールに記したのは「フードペーパーを世界に!」という言葉。日本だけでなく世界で使われる紙となり、和紙の産地をもっと盛り上げていきたいと夢を語ります。

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