番組情報
#38 福井のもち文化を守れ!
2026年02月14日(土)放送
わがまちレベルアップLABOで、研究員が、正月の雑煮トークに華を咲かせているところに届いた今回のクエストは、「福井のもち文化を守れ!」
お餅を食べたい福山研究員が、福井の“もち文化”を調査することに。
まず、向かったのは、福井県立歴史博物館。そもそもどうして福井県の人たちは餅が好きなのか学芸員に教えてもらうことにしました。
西尾学芸員によると、かつて、ハレの日に餅を食べる文化があって、全国各地でも餅が食べられていたが、全国的に薄れつつあるなか、米どころの福井では、その文化が受け継がれ、今も、1年中ことあるごとに餅をつき、食べられていて、福井県民の餅好きにつながっていると考えられています。
ここで調査するのは、「寒のもち」について。
「寒のもち」は、冬の寒い時期に冷たい水や風を利用して作られる餅のことを言うんだそう。
代表的なのが「とぼ餅」や「かき餅」。冷たい水と風を利用して乾燥させることで、長期保存が可能になる、先人の知恵が詰まった食文化です。
田中屋のとぼ餅は、エビや黒豆、胡麻、大豆などが混ぜ込まれた半円形の餅です。その名の由来は、昔米など穀物の量を測る際に、使われた“斗棒(とぼう)”に形が似ていることなんだそう。(ちなみに、越前市のとぼ餅は、木の板を当て、四角く成型されたもの。小浜では、なまこ餅と呼ばれています。)
とぼ餅は、焼くだけで手軽に食べられ、塩味付きなので、そのままでもおいしいです。
寒のもちのとぼ餅ですが、真空パック技術の進歩により、田中屋では、一年中、作られていて、一年を通して餅を食べる福井の人たちに好評なんだとか。
ご主人に、他に寒のもちを知らないか訪ねると「池田町に“ばんこもち”という寒のもちがある」と教えてもらいました。
早速、池田町に向かう研究員。
ここで出会ったのが、池田町の寒のもち「ばんこもち」を守り続ける丸山さんです。丸山さんは、そば店と温泉施設を運営しながら、地域活性にも取り組む今回の“わがまちプレーヤー”です。
ばんこもちは、池田町内でとれるオオヨモギを大量に練り込んだ大きく平たい餅で、もともとは、農家が田植えの時期に食べていた保存食。名前は、池田の方言でいう木の切り口「ばんこ」に形が似ていることに由来するんだそう。
現在は、特産品として商品化され、懐かしさを感じる地元客や土産需要に支えられていますが、まだ広く知られているとは言えず「もっと多くの人に知ってもらいたい」、丸山さんらが直面する課題を聞きつけます。
その思いを受け、福山研究員は福井駅前にある観光物産館「福福館」へ向かいます。
ばんこもちの取り扱い再開と、併設食事処「福福茶屋」のバイキングに加えてもらえないか提案。
突然の依頼に頭を悩ます店長の中尾さんが、ライブキッチンの日替わりメニューなら可能性があるのではないかとのこと。注文に応じて目の前で調理するライブキッチンは、もちを食べるだけではなく、視覚的にも味わえそうで,とても魅力的。
もしも、実現できたら、焼きたてのおいしさを体感してもらい、物販コーナーの「ばんこもち」を手にとってももらう作戦も成功するかもと、福山研究員の妄想が膨らみます。
後日、連絡があり、福福館と北鯖江PAでの取り扱いが可能ですが、ライブキッチンでの提供については、まだまだ協議中とのこと。
福山研究員が報告すると、丸山さんは、ライブキッチンや試食の取り組みを池田町の道のオアシスのレストランでも出来ないか検討してみると、“もち文化“を広げる輪が少しずつ動き出しました。
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