除雪車なんだー？なんだー？ワンダー！福井テレビ

除雪専用車のシェアNo.1を誇る岩崎工業。シェアNo.1になったのは、その時代の社会問題に合わせて革新的な技術開発をしてきたからである。

除雪車を製造し始めた昭和40年頃はシートベルトの着用が義務付けておられず、雪に埋もれたマンホールなどの段差に除雪機械の先端をぶつけて車が大破したり、運転手が大けがをする事故が発生していた。そんな時に岩崎工業は安全装置を開発。除雪用の先端部分が衝撃を受けた際に自動的に折れ曲がる装置を取り付け、衝撃を緩和。事故が激減した。また、高度経済成長期に入り道路整備が盛んに。それにより、道幅が広がると除雪車の中央部分にある「グレーダー」と呼ばれる除雪装置に、道幅に合わせて伸縮する機能を加え、より広い道幅の除雪を可能にした。

現在は、人口減少によるに除雪車の担い手不足を補うために、GPSを使い自動で作業をする「ICT除雪トラック」の開発し、全国の担い手不足への対応を進めている。