福井を盛り上げ、新しい文化を創る 実験的仮想大学「エキセントリック・カレッジふくい」3期生37人が卒業 |ニュース|福井テレビ

ニュース

  • ホーム
  • ニュース
  • 福井を盛り上げ、新しい文化を創る 実験的仮想大学「エキセントリック・カレッジふくい」3期生37人が卒業 

ニュース

県内のニュース

福井を盛り上げ、新しい文化を創る 実験的仮想大学「エキセントリック・カレッジふくい」3期生37人が卒業 

2025.03.20 18:45

独特な視点や発想で新たな挑戦を目指す若者を育成する、県の実験的な仮想大学「エキセントリック・カレッジふくい」の3期生の卒業式が20日、福井市内で行われました。
 
このカレッジは、県と慶応義塾大学SFC研究所が連携して3年前に開講したもので、受講したのは、県内外から選ばれた高校生から39歳までの37人です。

エキセントリック・カレッジふくい・統括ディレクター寺井優介さん:
「公務員も経営者も会社員もいる。多いのは高校生や大学生。半年間集中してエキセントリック=ちょっと変わったことを学んで福井に広げていこう、面白いことをやろうという人たちが集まっている」
 
ここでは2024年9月から、作家の乙武洋匡さんなど著名な講師16人の講義やフィールドワークを通じて多様な価値観を学んできました。
 
20日の卒業式では、学長を務める杉本知事が、卒業生に修了証が手渡し、「みなさんは自分の本当の心に触れる手段を学んだ。みなさんのチャレンジを精一杯応援していく」と挨拶しました。
 
卒業式では、「価値観を揺さぶる」をテーマに、受講生が考案した8つのゲームを実践しました。ダンボールを使った恐竜の紙相撲では、勝負の結果で「夢や新幹線が必要か」といった価値観を決め、感じた思いを受講生が共有していました。

卒業生たちは「僕は変わった人だという自覚があって、ほかに変わった人がいるのか知りたくなって受講しようと思った。色んな人と話ができて自分自身の価値観、思い込みが変わった。福井は面白いところと再認識できたのでもっと福井のことを知りたい(33歳会社員)」、「絶対に地元愛知に帰って就職しようと思って福井に来た。福井で色んな人や企業と仲良くなって自分の可能性を感じた。福井で何かしたい(19歳大学生)」などとそれぞれの思いを話していました。

エキセントリック・カレッジふくいの1期生は、▼福井市内のショッピングセンター・エルパで、深夜から朝までラジオを放送したり鬼ごっこをする「オールナイトイベント」開催▼福井に芸術文化、サブカルチャーを広めたいと、福井を拠点に活動する男女3人組コントユニット「タスサン」を結成、福井市内で公演するなど、ユニークな活動を行なっていて、福井を盛り上げたり、文化を生み出そうという新しい動きが出てきています。

  • Twitter
  • LINE
ニューストップに戻る
【公式】福井テレビニュース
  • 広告