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野菜価格の高止まりで「家庭菜園」が人気 苗もタネも売り上げ好調 節約術だけじゃない魅力も【福井】
近年の天候不順や物流コストの上昇の影響を受けて、野菜の価格が高止まりしています。こうした中、節約術の一つとして「家庭菜園」に注目が集まっています。春になり夏野菜を準備をする時期を迎えた現状を取材しました。
家庭菜園のシーズンに入り、福井市内の量販店の担当者は「春の家庭菜園に向けて、3月に入ってから野菜の種が前年より40%ほど伸びている」と話します。早春に準備が必要なマメ類や、春向けのダイコン、キャベツの種がよく売れたといいます。
天候の違いもあり単純に比較できませんが、2024年の同時期よりも高い水準です。
また店頭には、植え付けの時期を迎えた夏野菜の苗も並び始め、こちらも売り上げが好調です。4月に入って一気にトマト、ナスの苗を中心に、前年に比べ3割ほど売り上げが伸びているということです。ゴールデンウィーク頃までが植え付けのピークで、これから販売が本格化します。
買い物客は「野菜も高いやろ。それでキュウリとかカボチャとかナスとか、少し作ってみようと。いままで家庭菜園はしたことなかったけど」「プランターで作っている。自分で作った方が安いし、おいしいし新鮮だし」などと話していました。
実は、コロナ禍に“家庭菜園ブーム”が起こり、始める人が一気に増えました。この店でも野菜の苗の販売数は、“おうち時間”が叫ばれた2021年に大きく伸びたそうです。店の担当者は「最近はブームも下火になったが、一気に下がったのではなく、毎年、野菜の値段が上がると春や秋の時期、家庭菜園で自分で育てて少しでも節約しようと家族で楽しむという背景がある」ということです。
これから始める人に向けて、おすすめの野菜を聞きました。一番人気はトマト。一つの苗で数十個ほどと収穫量が多いので人気だということです。次にキュウリ。家庭で必要な食材で、ネットをしっかり張れば収穫量が多くなるということです。
コロナ禍が終わってからも、野菜価格の高騰などを受けて人気が続く家庭菜園。その魅力はほかにもあるようで、苗を買っている人に聞くと「楽しみでやっているが、ずい分(家計に)助かる」「やっぱり自分で作った野菜は安心できる。何にしろ、作るのが楽しみ」などと話してくれました。
この店では「価格のことで節約志向もあるが、実は家族で一緒に育てることが人気なのではないか」と分析しています。
トマトにしてもキュウリにしても、夏野菜は一つの苗から多くの実をつけるものが多く“コスパ”も高いということです。ただ、しっかり作るには、肥料や支柱などの資材も必要です。野菜価格の高騰を追い風に、家庭菜園の人気はまだまだ続きそうです。
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