番組情報
- #30 越前町をオリーブの産地に!
- 2025年11月29日(土)放送
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今回のクエストは「越前町でオリーブの栽培に取り組む若者を調査せよ!」
やのぱん研究員が向かったのは、越前町茂原地区。日本海が一望できる丘の上の畑には一面にオリーブの木が植えられていました。
越前町の活性化を目指す団体「TEAM越前夢おこし」が植え始めたというオリーブ。オリーブといえば、地中海の温暖な気候で育つイメージですが、実はどんな環境でもたくましく育つ植物。越前町のおいしい海産物や豆腐とオリーブオイルを合わせることで、新たなまちの魅力を生み出すことを目指して栽培が進められています。
このオリーブの世話をしているのが今回のわがまちプレーヤー・吉田文武さんです。吉田さんは越前市出身で、大学生の時に青年海外協力隊としてチュニジアに派遣されていました。オリーブオイルの名産地であるチュニジアで、本場のオリーブオイルを味わった吉田さんは、そのおいしさに衝撃を受けたといいます。
「いつか地元でオリーブオイルを作りたい」と夢見ていたその時、越前町が「オリーブ栽培」に取り組む地域おこし協力隊を募集しはじめました。それを知った吉田さんは福井に戻ることを決意し、そこから3年間「TEAM越前夢おこし」のメンバーと協力しながら、オリーブの栽培に取り組んできました。まだ収穫量が少ないためオリーブオイルの商品化は実現できていないといいますが、吉田さんはいま、オリーブの実の塩漬けと葉っぱを活用した商品開発に取り組んでいます。
その一つが越前町の和菓子店「阿んま屋」で作られている「オリーブの生どらやき」。クリームや生地の中にオリーブの葉のパウダー混ぜ込むことで、清涼感とほのかな苦みがアクセントとしてどらやきに加わり、斬新な味わいに仕上がっているといいます。阿んま屋の主人・森嵜さんは「オリーブはお菓子だけでなく様々な食材と組み合わせて相乗効果を生む可能性がある」と話し、今後も吉田さんのオリーブを使った商品開発を進めたいと話します。
最後に吉田さんにパワーボールに思いを込めてもらいました。吉田さんのパワーボールには「オリーブをみんなに届ける」の言葉が。丹精込めて育てたオリーブが県民の食卓に並ぶことを夢見て、吉田さんは今日もオリーブと向き合っています。
過去の放送

- 2025年11月29日放送
- #30 越前町をオリーブの産地に!

- 2025年11月22日放送
- #29 敦賀の商店街を元気にせよ!

- 2025年11月15日放送
- #28 “事業承継”で福井のチカラを守れ!

- 2025年11月08日放送
- #27 よっぱらいサバで未来を切り開け!

- 2025年10月25日放送
- #26 ふくいSDGsマップを作れ!


